ドローンが一般的にかなり普及しているのはわかっているけど、私たちの知らないところでこんな変化があるのです。この先どこまで進化していくのでしょう。
ドローンの「STAY HOME」ってなんだ。
一般人の私たちにはあまりなじみがないかもしれませんが、最近になってドローンを格納するステーションやドローンポート製品がいろいろ登場しています。
スマートドローンポート「Nest」
Coretronic Intelligent Robotics Corporation(CIRC)がポータブルタイプのAI自律型ドローン「G6.0」の専用スマートドローンポート「Nest」を開発しました。
ドローンポートといえば、従来はコンテナサイズで機体を格納するタイプが多かったのですが、この 「Nest」 は、スッキリとしたデザインで設置場所も自由度が高いもの。高精度の離発着および充電が可能で、KDDIとLG Uplusと3社の提携によりこの夏からマーケットを拡大していくとのことです。
「Matternet Docking Station」
「Nest」と違い斬新?なデザインで話題になっているのが「Matternet Docking Station」です。
カリフォルニアに本社があるMatternetは医薬品や血液など医療品を都心部で配送するための自律型ドローンを開発していて、医療機関が配送と受け取りを安全に行うための専用ステーションも開発しています。
スイスでのテスト飛行時に発表されたステーション、は四角いポストのようなシンプルな形をしていましたが、新たに発表された最新のステーションはまるで街角のオブジェといったデザインで、上部が花のように開いてドローンが離発着するというユニークな形になっています。
警備ドローン「BEE」と専用ステーション「HIVE」
こちらは、カリフォルニアのスタートアップSunflower Labsが開発している警備ドローンと専用ステーションです。
こちらもユニークなデザインをしており、「BEE」と名付けられたAI自律型ドローンは、 普段は「HIVE」と名付けられたステーションに格納されていますが、 家や工場などの建物の周囲を定期的に巡回したり、侵入者が見つかった時にいつでも飛び立てるようになっています。
全天候型でコンピュータも備えた高性能なステーションで、今後デザインを改良する可能性もあるということです。
自律型のステーション「HoverMast-Lite」
防衛およびエンタープライズ市場向けに高機能の監視ドローンを開発しているSky Sapience製の「HoverMast-Lite」は、監視ドローンを搭載してどこでも移動できる自律型のステーションとなっています。
見た目は武骨で軍用の感じがするバギータイプの運搬車ですが最先端のロボティクス技術が搭載されています。
上部からステーションがスライドして外側に跳び出してドローンが離発着できる仕様になっています。紹介ビデオでは、搭載されているドローン「HoverMast」の機体もなかなかのもので、格納状態からスライド式に外部へ・・その後プロペラが自動で展開されて離陸していきます。。
Vehicle Reconnaissance System(VRS)
FLIR Systemsが開発している小型偵察ドローン「Black Hornet」専用のVehicle Reconnaissance System(VRS)は、 偵察用の小型ドローン4機 が 格納できるものです。
4機のドローンBlack Hornetが収納できる「VRS」は車両などに簡単に装備することができ、フタの部分が開くとそのままカタパルトになっています。
完全に自動で離発着できるよう設計されており、まるでSF映画さながらの機能を備えているのがわかります。
(サイト:Drone Explore the future より記事引用)
これらの製品は、私たち一般使用者に取ってあまり身近には感じられませんが、業務分野では日々進化をとげているということです。
身近と言えば・・・。
災害支援や救助活動へのドローンの利活用は、いろいろな団体・行政区などで検討実用試験などが行われており、たくさんの団体が立ち上がっています。
国立研究開発法人防災科学技術研究所(茨城県つくば市、以降、「防災科研」)
研究報告「ドローンを用いた災害初動体制の確立」を公表
まとめ
民間での業務利用や救助・支援といった公的な利用が今後益々増えてくるであろうというのがドローンの世界です。
それだけに、電波法や航空法・その他の法律を遵守し一般利用者も安全に配慮しながら飛ばさなくてはいけません。
ドローンとは、ラジコンとは全く違う世界のものであることを私たちは忘れてはいけません。