JH1LHV・千葉敬也氏が開発した、CW訓練ソフト「Lerning Morse」とCW技能向上訓練ソフト「CW MANIA」は、モールス通信の習得と上達に役立つフリーソフト。
モールス通信の習得と上達に役立つフリーソフト。
昔のガラクタ整理をしていて、久々に(数十年ぶり)に電顕を引っ張り出してきました。
私が高校生の頃、モールス符号を暗記しては電鍵で打ち込む練習ばかりしていたため、本番の聞き取り試験で大失敗をした苦い経験がある。(昔は打鍵と聞き取りの実技試験があったんです。)
結局のところモールス通信の上達は、とにもかくにも “ 聞き続けること ” が重要です。
符号を覚えたら、受信したモールス信号に耳を慣らすことから始めたい、 この辺りは英語学習と似ているなぁ・・と思う。
フリーの CW訓練ソフト
このCW訓練ソフト「Lerning Morse」とCW技能向上訓練ソフト「CW MANIA」は、どちらも任意の文字(欧文、和文)などを入力すると、モールス信号に変換して音を鳴らしてくれる。再生スピード、周波数、文字間スペースなども任意に調整できる便利ものだ。フリーソフトだから気軽に使用できるのも嬉しい。スピードを変えて、モールス習熟度を見極めるにもいいだろう。
「Lerning Morse」「CW MANIA」とも基本的な仕様は同じ。例えば欧文の場合、欧文ニュースサイトなどの記事をコピーで、ボックスにペースト(貼り込む)して再生すればモールス信号が流れ出す。和文の場合はふりがな(ルビ)に変換できるウェブサイトを経由させてニュース記事などコピーして同様に再生させてみる。
CW訓練ソフト「Lerning Morse」。和文のカタカナに任意でチェックを入れて、ランダムに再生してみる。
とくに「CW MANIA」の方は過去の「CQ WW DX CONTEST」のデータを基に、練習モードを「ランダム」にして再生すると、コールサインがランダムに再生されるだけでなく、実際の通信のように再生される信号のトーンも変わるというものだ。
CW技能向上訓練ソフト「CW MANIA」で、上が「Call Sign受信」モード、下が「平文受信」モードの画面。
マニュアルは用意されていないが、シンプルで直感的に操作できるから、何はともあれ試してみるとよいでしょう。
●「CW MANIA」の和文再生の様子(JH1LHVの雑記帳から)
「Lerning Morse」「CW MANIA」は、9万本以上の登録数を誇る日本最大級のオンラインソフトライブラリー「Vector」からダウンロードできる。
今時モールス信号なんて・・などと侮ってはいけない。
アメリカの映画 ”インデペンデンス・ディ” では、衛星機能が使用不能となった時唯一の各国間通信が モールスで行われたのは、皆さんもご存知でしょう。
太陽フレアが地球を直撃してデジタル回線が使用不能、5Gもネットワークの小さな不具合ひとつで、どうなるかわかったもんじゃないですよ。
アマチュア無線をなめてはいけません。
それに、モールスが打てるって・・ちょっと優越感です。 オーバー!
ドローン情報サイト/ひまわり工房 (ドローンのための無線技士資格)