2018年8月、ドローン業界2位フランスのParrot(パロット)から発表された一般消費者向けドローンがANAFI(アナフィ) 同価格帯のドローンの追随を許さない圧倒的なスペック で登場、いろいろと噂もあったParrotですが…このANAFIは一体どんなドローンなのでしょうか?
DJI以外にもある高性能ドローン
特徴
ANAFIはフライイング4K HDRカメラ、ボディサイズもコンパクトで外出先でどこにでも持ち運べます。また21MPで高品質な写真撮影が可能です。
機体前部に取り付けられているカメラは、真下から真上まで 180° 垂直チルトジンバルとなっているので、いままで撮影できなかった真下からの映像や真上からの撮影も可能、構造物の上面撮影ができるのはありがたいです。そして最大2.8倍のロスレスズーム 、 4K HDRビデオと、シャープな2100万画素の写真撮影ができます。
カメラ仕様
・1/2.4’’ 2100万画素 CMOS Sony® センサー*
・広角 f/2.4 ASPH レンズ
・35mm焦点距離 23-69mm(静止画)、26-78mm( 動画)相当
・Adobe DNG/RAWと使用することが可能です
AI搭載 多彩な撮影モード
ANAFIに搭載された優れたAIにより、自動追尾撮影、上空から自動で自撮りをする機能、スローモーション撮影機能、ハイパーラプス、ドリーズーム機能、映画のワンシーンのような演出を複数搭載したモードなど、多彩な撮影モードを備えています
USB Type-C充電システム
スマートバッテリは、モバイルバッテリーまたはコンピュータより、USB Type-Cケーブルを介して充電が可能。
通常の5W USB-Aより最大60%速く充電するPower Deliveryチャージャーと互換性があります。 3A充電時で約80分の充電で最大25分間飛行のバッテリーが3個同梱され、最大約75分飛行が可能。
ウルトラコンパクト
カーボン混合フレームの超軽量の320g、付属の専用収納ボックスから 取り出してわずか3秒以内に機体展開可能。
A.I.およびビジュアルトラッキングシステム
Cameraman 機能は、あなたの空中映像の自動フレーミングアシスタントです。 ANAFIの動きを制御するだけで、被写体には自動的にフレーミングされます。
Follow Me
操縦者をいつでもアクションの中心に据える事ができます。直接操縦することなく、あなたが移動しても追尾して撮影します。ANAFIがあなたを追いかけて、上下方向、水平方向の両方において完全に自律飛行を行います。
専用バックは本体、コントローラー、部品、スマホがコンパクトに収納。
2か月間ADOBEのLightroom+Photoshop又はPremiere Proが使用できます。
直感的で分かり易いインターフェース
ANAFIの新しい操縦インターフェースは使いやすさを高めるため、人間工学に基づいて設計されました。
ユーザーの専門知識レベルに幅広く対応しており、初心者にも分かりやすく簡単に基本フライトが楽しめ、より高度な操作・設定を求める上級者にとっても各機能へのアクセスが容易で直感的に操作ができようになりました。
仕様の詳細を、いくつか抜き出してみましょう。
重量: 320g 最大操作可能範囲 :4km (コントローラー使用時)
最長飛行時間: 25 分
最大速度(水平飛行): 15.3m/s (55km/h) 最大速度(垂直飛行): 4m/s 最大風速抵抗: 50km/h 上昇限度: 海抜4500m 操作可能温度範囲: -10°C 〜 40°C
衛星測位システム: GPS & GLONASS
バッテリー容量: 2700mAh バッテリー寿命: 25 min 充電ポート: USB-C 電圧: 7.6V 最大充電電力: 24W
伝送システム: Wi-Fi 802.11a/b/g/n
稼働周波数域: 2.4GHz (もちろん、国内認定済み)
最大操作可能範囲: 4km
ライブストリーミング解像度: HD 720p
イメージシステム
- センサー: 1/2.4’’ CMOS
- レンズ:ASPH (低分散非球面レンズ) 絞り: f/2.4
- 35mm 焦点距離: 23-69mm (画像), 26-78mm (動画)相当
- 被写界深度: 1.5m – ∞
- シャッター速度: 電子シャッター 1-1/10000s
- ISO : 100-3200
- 動画解像度:
- 4K シネマ 4096×2160 24fps
- 4K UHD 3840×2160 24/25/30fps
- FHD 1920×1080 24/25/30/48/50/60fps
- ビデオ画角: 69°
- 最大ビットレート: 100 Mbps
- ビデオフォーマット: MP4 (H264)
- デジタルズーム:
- ロスレス: 〜 2.8x (FHD) & 1.4x (4K)
- スタンダード: 〜 3x (4K Cinema, 4K UHD, FHD)
- 静止画解像度:ワイド: 21MP (5344×4016) / 4:3 / 画角84°
- ナロー: 16MP (4608×3456) / 4:3 / 画角75.5°
- 静止画フォーマット: JPEG, Adobe DNG (RAW)
- HDR: 4K UHD video
- スタビライゼーション:
- 3軸ハイブリッド
- 機械式: 2軸 ロール/チルト アングル
- 電子式ブレ補正 (EIS): 3軸 ロール/パン/チルト アングル
- チルト可動範囲: – 90°to +90° (180°total)
どうでしょうか、注意していただきたいのは 200グラムオーバーの機体ですので航空法の適用となります。(周波数は、2.4GHzという事で電波法は心配ないですね)
DJI Mavic Air との比較です。
Mavic Air | ANAFI | |
本体重量 | 430g | 320g |
折りたたみサイズ | 長さ168×幅83×高さ49 mm | 長さ244x幅67x高さ65mm |
広げたサイズ | 長さ168×幅184×高さ64 mm | 長さ175x幅240x高さ65mm |
最大飛行時間 | 21分 | 25分 |
最大飛行距離 | 10km | 不明 |
内部ストレージ | 8GB | なし |
ジンバル | 3軸 | 3軸ハイブリッド |
カメラセンサー | 1/2.3CMOSセンサー | 1/2.4CMOSセンサー |
有効画素数 | 1,200万画素 | 約2,100万画素 |
レンズ焦点距離 | 24mm | 23-69mm(写真)、26-78mm(ビデオ) |
レンズ絞り | f/2.8 | f/2.4 |
ISOレンジ | 100〜3200 | 100〜3200 |
シャッター速度 | 電子シャッター8〜1/8000秒 | 電子シャッター1〜1/10000秒 |
静止画サイズ | 4056×3040 | 5344×4016 |
動画解像度(最大) | 4K Ultra HD:3840×2160 30p | DCI4K: 4096×2160 24p |
FHD:1920×1080 120p | FHD: 1920×1080 60p | |
最大ビデオビットレート | 100 Mbps | 100 Mbps |
写真フォーマット | JPEG / DNG(RAW | JPEG / DNG(RAW |
動画フォーマット | MP4/MOV | MP4 |
Parrot ANAFI THERMAL ドローン サーマルカメラ + 4K HDR カメラ搭載
ANAFI THERMAL ドローンは、通常カメラとは別にサーマルカメラの機能があり手元で簡単に切り替えが可能です。 注意):業務使用目的ですね。
建物の表面温度、火災など危険区域、高電圧エリア などでの活用が期待できますね。 注意):業務使用目的ですね。
価格は急上昇しますが、サーマルカメラと切り替えができるのはこれだけかな。
ひと言
HUBSAN ZINO2 が、海外で発売されましたね。
初期モデルもそうでしたが、ZINO2もまた 国内技適の問題があり、手軽に購入・飛行とはなりませんでした。
そうなると、やはり これかな~ と思いますね。お気に入りのドローンがいくつかあるので比較しながら、次は実際の飛行レビューを書いてみたいと思います。どの機体になるかは、今のところ決まっていません、悩みどころです。
Holy stone HS720 G-FORCE SKYHIGH
注意:2022年6月20日以降、航空法改正によりたくさんの細かなルールが定められています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
ドローン入門・改正航空法、(違法行為となるドローン飛行とは)