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「Mavic 3 Classic」 vs 「DJI Mini 3 Pro」「DJI Air 2S」の性能比較!

「Mavic 3 Classic」 vs 「DJI Mini 3 Pro」「DJI Air 2S」の性能比較!

目次

2022年11月2日発売さた新ドローン、「Mavic 3 Classic」(マビック3クラシック )」は、すでに販売されている「DJI Mini 3 Pro」や「DJI Air 2S」と比較するとどのような違いがあり、どれを選んだらよいのでしょうか?早速見てみましょう。

 

DJI Mini 3 Pro

 

DJI Mini 3 Proは、2022年5月10日に発表されたMavic Miniシリーズのドローンです。
DJIドローンには、初心者向けのMavic Miniシリーズ中級者向けMavic Airシリーズ上級者向けのMavicシリーズがあり、Mavic Miniシリーズでは、「Mavic Mini」→「DJI Mini 2」→「DJI Mini 3Pro」と変遷を辿っており、「DJI Mini 3 Pro」が最新ドローンになります。

 

最大飛行時間34分(※高性能バッテリーの場合47分)、4K/60fps 動画&4K/30fps HDR動画撮影ができ、3方向の障害物検知が可能な本体重量249gのドローンです。
DJIドローン特有のカメラアシスト機能も多数搭載されています。

 

DJI Mini 3 Proの詳細スペックを簡単に見てみます。 

 

本体価格106,700円
動画性能
(最大時)
4K 60fps
2.7K 60fps
FHD 60fps
センサー1/1.3インチ CMOS
レンズFOV:82.1°
22mm(35mm換算),F1.7
有効画素数4,800万画素
本体重量249g
本体サイズ(収納時)145×90×62H(mm)
本体サイズ(展開時)171×245×62H(mm)
最大飛行時間34分(※47分)
最高速度16 m/s
最大飛行距離8km(日本)
障害物回避前方/後方/下方
内部ストレージなし
伝送システムDJI O3

 

構造設計を刷新

 アームとプロペラを航空力学に基づく設計変更で、より長時間飛行を実現。

フロント部分に前方と後方用のデュアルビジョンセンサーを搭載し検知範囲を拡大することで、飛行中の安全性を向上させた。ジンバルは可動範囲が広くなり、下から上を見上げるチルトアップアングルでの撮影や縦向き撮影が可能になりました。

 

障害物検知機能

 前方・後方・下方ビジョンセンサーにより、3方向障害物検知に対応できます。

前方と下方センサーは広いFOVを持ち検知範囲をシームレスにカバーでき、センサーには高度操縦支援システム(APAS)4.0が搭載されおり障害物を検知して自動的に回避することができます。

これらのセンサーにより、一連のフォーカストラック機能を利用することが可能となり、被写体を選択するとドローンは自動で被写体をフレームの中心に捉えたまま飛行します。

今後は、内蔵リモートID機能への対応を予定している。

 

カメラシステム

 1/1.3インチCMOSカメラセンサーを搭載。従来シネマカメラなどで利用していた「デュアルネイティブISO」に対応している。

絞り値はf/1.7、最大で48MP写真や4K/60fps動画の撮影が可能、ジンバルカメラは90°回転し、SNSへの投稿に適した縦向き撮影が行える。
最大フレームレート30fpsのHDR動画撮影にも対応し、カラープロファイルにはアプリ内で編集できる「ノーマル」と、より高度な後編集ができる「D-Cinelike」の2つのモードがあります。
デジタルズームは、4K動画撮影では2倍、2.7Kは3倍、フルHDでは4倍と、ピクセルサイズを2.4μmと大きくすることで細部まで鮮明に捉え、低照度環境での撮影性能が向上している。

 

最大47分の駆動時間と伝送距離

 オプションの「インテリジェントフライトバッテリー plus」装着時は、最大47分の飛行が可能。O3伝送システムに対応し、最大12km(日本では8km)の距離から1080pのライブ映像を伝送することができる。

 

インテリジェント機能

 DJIのAirシリーズやMavicシリーズに搭載していたインテリジェント機能をMini 3 Proにも搭載した。

 

フォーカストラック関連


・Spotlight 2.0:手動で飛行させている間、カメラが被写体をフレーム内に捉え続ける。
・Point of Interest 3.0:被写体の周りを旋回しながら、設定された半径と速度で飛行。
・ActiveTrack 4.0:被写体をフォローする機能。トレース(一定距離離れた状態で被写体を追尾)、パラレル(被写体の側面から一定の角度と距離で被写体をトラッキングしながら飛行)の2種類。

 

クイックショット

・ドローニー:被写体をカメラの中心に捉えた状態で、機体が後方に離れながら上昇。
・ヘリックス:被写体周囲をらせん状に旋回しながら上昇。
・ロケット:カメラを下に向けた状態で上昇。
・サークル:被写体周囲を旋回。
・ブーメラン:楕円上に被写体周辺を旋回。被写体から離れるほど上昇し、戻りながら下降する。
・アステロイド:後方・上方に向かって飛行し、上空でスフィア(球体)パノラマを撮影。生成された動画は逆再生になる。

 

マスターショット

被写体をフレームの中央にとらえ続けながら、異なるパターンの飛行動作を順に実行し、シネマティックな短編動画を生成。

 

ハイパーラプス

設定された経路を飛行しながらタイムラプス映像を撮影。

 

新送信機「DJI RC」

 軽量で、5.5インチスクリーンを内蔵した送信機「DJI RC」。120msの超低遅延、最大動画ビットレート18Mbpsの伝送が可能。DJI RCは今後、他のドローンモデルにも対応予定。

 

別売アクセサリー

・DJI Mini 3 Pro インテリジェント フライトバッテリー:最大34分の飛行時間。
・DJI Mini 3 Pro インテリジェント フライトバッテリー Plus:最大47分の飛行時間。
・DJI Mini 3 Pro 2WAY充電ハブ:インテリジェントフライトバッテリーを順に充電。
・DJI Mini 3 Pro NDフィルターセット(ND16/64/256):日差しの強い照度環境下でも細部までクリアな映像を撮影可能。
・DJI Mini 3 Pro プロペラ:安全な飛行を確保する。
・DJI 30W USB-C充電器:インテリジェント フライトバッテリーを64分、インテリジェント フライトバッテリー Plusを101分で0%から100%まで充電可能。

 

DJI Mini 3 Proには、次のような3つの販売形態があります。

  • 「DJI Mini 3 Pro」106,700円
  • 「DJI Mini 3 Pro(DJI RC付属)」119,900円
  • 「DJI Mini 3 Pro(機体本体)」92,400円

 

送信機にモニターが組み込まれている「DJI Mini 3 Pro(DJI RC付属)」がお勧めですね。

オンラインショップで、詳しく見てみましょう。

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DJI Mavic 3 Classicとは

 

 

 DJI Mavic 3 Classicとは、DJIのドローンの上位モデル「Mavicシリーズ」の最新機体です。
Mavicの3シリーズは、2021年11月に「DJI Mavic 3」「DJI Mavic 3 CINE」が発売され、2022年11月の「DJI Mavic 3 Classic」が最新ドローンとなっています。

全方位に障害物センサーを搭載しており、最大46分間飛行、日本では最大8kmのフライトが可能です。また、最大5.1K 50fps、4K 120fpsでの動画撮影が可能なハッセルブラッドのカメラを搭載しています。

 

インテリジェント機能、飛行性能

 自動トラッキングや自動撮影といったインテリジェント機能を備え、「ActiveTrack 5.0」は複数のビジョンセンサーを使い被写体を認識、機体とカメラを動かしフレームに被写体を捉え続ける。

「マスターショット」は撮影と編集を自動で行うことで、映像制作プロセスをシンプルかつ効率的にする。「自動撮影モード」「クイックショット」「タイムラプス」「ハイパーラプス」「パノラマ撮影」のほか、新機能の「クルーズ制御」ではドローンの速度を設定し、一定速度で飛行させることで手動操作で発生していたカメラの揺れを最小限に抑え、撮影に集中することができる。「高速クイック転送」ではWi-Fi 6を介し、ドローンからモバイル端末に最大80MB/sで写真や動画データを直接ダウンロードでき、機体からの転送操作が容易になった。

 バッテリーは他のMavic 3シリーズと共通で、最大飛行時間は46分。4個の内蔵アンテナとO3+伝送システムにより最大15km(日本国内は8km)先まで1080p/60fps動画を伝送することができる。送信機は既発のDJI RC ProやDJI RC、DJI RC-N1と互換性がある。

 

安全機能

 8個のビジョンセンサーが全方向の障害物を検知、APAS 5.0システムはその情報を使い障害物を回避する飛行ルートを計画し、それに沿った飛行を実行する。アドバンストRTHを使用すると半径200m先の環境をスキャンしながらホームポイントまでの最適な飛行ルートを計画し、機体を帰還させる。

 AirSenseシステムを搭載し、付近を飛行中の航空機やヘリコプターから発せられるADS-B(放送型自動位置情報伝送)信号を受信する。ドローンパイロットが航空機などの存在に目視で気づく前に信号を受信して飛行中の安全性を確保する。DJI独自のジオフェンス システム GEO 2.0は、飛行エリア内の空域制限や危険性をパイロットに提供する。

 撮影写真や動画、飛行ログは、ユーザー自身が選択しなければ第三者に共有されることはない。また、飛行中に機体をインターネットに接続する必要はなく、伝送システムは機体の映像信号と飛行制御両方の暗号化に対応している。

DJI Mavic 3 Classicの公式プロモーション動画が公開されています。こちらをご覧ください。

 

DJI Mavic 3 Classicの詳細スペックは以下の通りです。

本体価格
(DJI RC-N1付属)
229,240円
動画撮影
(最大時)
5.1K 50fpsDCI 4K 120fps
FHD 200fps
カメラ4/3型CMOSセンサー搭載
Hasselbladカメラ
レンズFOV:84°
焦点距離:24mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8〜f/11
フォーカス:1m~∞
有効画素数2,000万画素
本体重量895g
本体サイズ(収納時)221×96.3×90.3H(mm)
本体サイズ(展開時)347.5×283×107.7H(mm)
最大飛行時間46分
最大飛行距離(日本)8km
最高速度(前方)15m/s
障害物回避全方位
内部ストレージ8GB
伝送システムO3+

DJI Mavic 3 Classicにも、3つの販売形態があります。

  • DJI Mavic 3 Classic(機体単体) 216,700円
  • DJI Mavic 3 Classic(DJI RC-N1付属) 229,240円
  • DJI Mavic 3 Classic(DJI RC付属) 252,670円

 

送信機にモニターが組み込まれている「DJI Mavic 3 Classic(DJI RC付属)」がお勧めですね。

  

「DJI Mini 3 Pro」と「DJI Mavic 3 Classic」を比較

 

「DJI Mini 3 Pro」と「DJI Mavic 3 Classic」を比較してみましょう。

 DJI Mini 3 ProDJI Mavic 3 Classic
単体価格92,400円216,700円
展開時サイズ171×245×62H347.5×283×107.7H
本体重量249g895g
最大飛行時間34分(※47分)46分
カメラ1/1.3インチCMOSセンサー4/3型CMOSセンサー
Hasselbladカメラ
動画性能4K 60fps
2.7K 60fps
FHD 60fps
5.1K 50fps
DCI 4K 120fps
FHD 200fps
有効画素数4,800万画素2,000万画素
障害物回避前方/後方/下方全方位
伝送システムDJI O3
(最大8km)
O3+
(最大8km)
内部ストレージなし8GB

 

価格の違い

Mavic Miniシリーズが初心者向けモデル、Mavicシリーズが上級者向けモデルということもあり、この2つのドローンには、10万以上の価格差があります。

プロの映像クリエイターのような撮影を望むのであれば「DJI Mavic 3 Classic」、いい映像を撮影したいだけであれば「DJI Mini 3 Pro」の性能でも十分でしょう。

 

機体性能の違い

「DJI Mavic 3 Classic」が「DJI Mini 3 Pro」よりも上位のモデルということもあり大きく重量のあるドローンとなっていますが、「DJI Mini 3 Pro」は初心者には十分な性能を備えたコンパクトな高性能ドローンです。

特に高度の必要な撮影等をしないのであれば、「DJI Mini 3 Pro」でも鮮明で鮮やかな撮影は可能です。

 

 

カメラ性能の違い

両ドローンのカメラ性能を比較すると、やはり上位モデルということもあり「DJI Mavic 3 Classic」に搭載されているカメラの方が優れています。
「DJI Mavic 3 Classic」には、Hasselblad(ハッセルブラッド)というブランドカメラが搭載されており、その最大の特徴は被写体に応じた最適な色味を自動で付与してくれる点です。自分の目で見るよりも鮮やかな発色の世界を撮影してくれます。

  

DJI Air 2Sとは

 

DJI Air 2Sとは、2021年4月に発売されたMavic Air シリーズのドローンです。

「Mavic Air 2」のマイナーチェンジ機体になり、時系列的には「Mavic Air」→「Mavic Air 2」→「DJI Air 2S」となっています。

4方位の障害物センサーを搭載しており、最大31分間飛行、最大8kmのフライトが可能です。また、最大5.4K 30fps、4K 60fpsでの動画撮影が可能なカメラを搭載しています。

DJI Air 2Sはクリエイター向けに設計されたDJIで最も優れたインテリジェント機能 マスターショットを搭載しています。 

この新機能により、基本的にどこでも、そして、どのような熟練レベルの人でも数回タップするだけで、数分間のうちにベストショットを自動で撮影できます。

 

マスターショット

マスターショットは、DJIドローンの多くに搭載されているクイックショットの進化版といったところでしょう。

クイックショットでは、一回の操作に対して一つの飛行ルートを自動で飛行しながら撮影していましたが、マスターショットでは、10-15個の飛行ルートを組み合わせ、順番に飛行します。

そして同時に、選んだ被写体に焦点を合わせ撮影をすることができます。

その後自動的にビデオクリップを作成、音楽、フィルター、スムーズなトランジションを使って編集を行います。プロの空撮フォトグラファーが作成した20以上のテンプレートから選ぶことができます。

 

DJI Air 2Sの詳細スペックは以下の通りです。

本体価格119,900円
動画撮影
(最大時)
5.4 K 30fps
4KUltra HD60fps
2.7K 60fps
FHD 120fps
カメラ1インチCMOS
レンズFOV:88°
22mm(35mm換算),F2.8
有効画素数2,000万画素
本体重量595g
本体サイズ(収納時)180×97×77H(mm)
本体サイズ(展開時)183×253×77H(mm)
最大飛行時間31分
最高速度19m/s
最大飛行距離8km
障害物回避前方/後方/上方/下方の4方向
内部ストレージ8GB
伝送システムOcuSync 3.0 (12 kmの伝送範囲(日本:8 km)、1080p動画) アンテナ数4本

 

購入の際は、「DJI Air 2S Worry-Free Fly More コンボ(165,000円)」がおすすめですね。
コンボセットでは、バッテリーが3つ他、関連アクセサリーが多数同梱しており、お得なセットとなっています。

【国内正規品】DJI Air 2S Worry-Free Fly More コンボ (¥195,800 2022/11/10  Amazon)

 

「Mavic 3 Classic」と「DJI Air 2S」を比較

 

「DJI Mavic 3 Classic」と「DJI Air 2S」を比較してみます。

 DJI Mavic 3 ClassicDJI Air 2S
価格 229,240円
(DJI RC-N1付属)
119,900円
展開時サイズ347.5×283×107.7H(mm)183×253×77H(mm)
本体重量895g595g
最大飛行時間46分31分
カメラ4/3型CMOSセンサー
Hasselbladカメラ
1インチCMOSセンサー
動画性能
(最大時)
5.1K 50fps
DCI 4K 120fps
FHD 200fps
5.4 K 30fps
4KUltra HD60fps
FHD 120fps
有効画素数2,000万画素2,000万画素
障害物回避全方位前方/後方/上方/下方
伝送システムO3+
(最大8km)
OcuSync 3.0
(最大8km)
内部ストレージ8GB8GB

 

価格の違い

Mavicシリーズが上級者向けモデルということもあり、約10万の価格差があります。

  

カメラ性能の違い

どちらのカメラも4K以上の動画撮影ができる高性能カメラを搭載していますが、「DJI Mavic 3 Classic」はHasselblad(ハッセルブラッド)のというブランドカメラを搭載しているため、より鮮やかで美しい映像を撮影したいのであれば「DJI Mavic 3 Classic」でしょう。

 

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高性能カメラでの空撮であればmicroSDカードを購入する際は「容量の大きいもの」となります。

せっかく購入したmicroSDカードが相性問題で読み込まなかったり、撮影した動画がカクついたりという問題が発生し再購入することはさけたいものです。

そのような問題が起きないmicroSDカードの選び方を解説します。

microSDカードの表記の意味失敗しない容量の選び方についてもお話します。

 

DJI公式推奨!Mavic 3 ClassicのmicroSDカード

DJIドローンには、メーカーが推奨するmicroSDカードやその規格があります。
Mavic 3 Classicの推奨microSDカードは以下の通りです。
 

標準ビットレート動画での推奨microSDカード

  • SanDisk Extreme PRO 32GB V30 A1 microSDHC
  • Kingston Canvas Go! Plus 64GB V30 A2 microSDXC
  • Kingston Canvas Go! Plus 128GB V30 A2 microSDXC
  • Kingston Canvas React Plus 64GB V90 A1 microSDXC
  • Kingston Canvas React Plus 128GB V90 A1 microSDXC
  • Kingston Canvas React Plus 256GB V90 A1 microSDXC
  • Samsung PRO Plus 256GB V30 A2 microSDXC

 

高ビットレート動画での推奨microSDカード

  • SanDisk Extreme PRO 32GB V30 A1 microSDHC
  • Kingston Canvas Go! Plus 64GB V30 A2 microSDXC
  • Kingston Canvas Go! Plus 128GB V30 A2 microSDXC
  • Kingston Canvas React Plus 64GB V90 A1 microSDXC
  • Kingston Canvas React Plus 128GB V90 A1 microSDXC
  • Kingston Canvas React Plus 256GB V90 A1 microSDXC
  • Samsung PRO Plus 256GB V30 A2 microSDXC

 

キングストン microSD 64GB 170MB/s UHS-I U3 V30 A2 Nintendo Switch動作確認済 Canvas Go! Plus SDCG3/64GB

 SanDisk Extreme 128GB V30 A2 UHS-I スピードクラス3

 

最大記録容量

 

最大記録容量とは、microSDカードに記録(保存)できる最大データ量のことです。
例えば、上記画像の「SanDisk Extreme」では記録容量を2ヶ所で確認できます。

まずは、左側の大きな数字です。
64GB」と記載があります、また、右側に「micro SDXC」の記載を確認できます。
これは記録容量の規格で、他にも「micro SD」「micro SDHC」と種類があります(以下画像参照)。

 

 

それぞれの表記の意味は以下の通りで、これは最大記録容量の規格を示しています。

表記の内容表記の意味
micro SD最大保存容量:〜 2GB
micro SDHC最大保存容量:4GB〜32GB
micro SDXC最大保存容量:64GB〜2TB

つまり、「micro SDXC」は、64GBのmicroSDカードであることが分かります。

 

転送速度

 

転送速度とは、データを移す速さのことです。

この速さが遅い場合、動画がカクついたり、低画質になったり、写真を撮ってから次の写真を撮るまでに時間がかかります。

microSDカードのデータの転送速度は、上記画像の3ヶ所から確認できます。

 

UHSスピードクラスについて

まずは、左側にあるUの形の中の数字です。これは「UHSスピードクラス」が「3」という意味になります。

UHSスピードクラスとは、UHS(ウルトラハイスピード)と呼ばれるSDカードの転送速度の規格で、次の2種類があります。

表記の内容表記の意味
U1最低転送速度 10 MB/s
U3最低転送速度 30 MB/s

 

ちなみに、以下画像のように、○の中に数字(2/4/6/10)が表記されているmicroSDカードもあります。

これは古い規格のスピードクラスになります。

表記の内容表記の意味
最低転送速度 2MB/s
最低転送速度 4MB/s
最低転送速度 6MB/s
最低転送速度 10MB/s

 

DJIドローン「Mavic 3 Classic」には見合わないスピードクラスになりますので、この表記のあるmicroSDカードは使用しないほうが良いですね

 

ビデオスピードクラスについて

上記画像の右側上にある「V30」ビデオスピードクラスとは、SDカードの規格を決めているSDアソシエーションの方針で新たにできたスピードクラスです。(V:Videoの意)

今後、右側下の「UHS」の規格からこちらに切り替わっていく予定ですが、現状では混在しており「UHS」と「ビデオスピードクラス」が併記されていたり、片方だけしか表記がない場合もあります。

「V30」の表記の意味については、最低転送速度30MB/sという意味です。

 

ビデオスピードクラスには、次の5つの規格があります。

表記の内容表記の意味
V6最低転送速度 6MB/s
V10最低転送速度 10MB/s
V30最低転送速度 30MB/s
V60最低転送速度 60MB/s
V90最低転送速度 90MB/s

 

ビデオスピードクラスは、数字が大きければ大きいほど転送速度が速くなり安定した撮影ができるようになりますが、それだけ価格は上がっていきます。

DJIドローン「Mavic 3 Classic」は30MB/sに速度に対応しているので、「V30」と記載されたmicroSDカードを選びましょう。

 

UHS-Ⅰ/Ⅱ/Ⅲについて

 

ビデオスピードクラスの下にある「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」は、UHS規格対応を表しています。
UHS規格とはUltra High Speed(ウルトラハイスピード)の略で転送規格の1つです。

UHSの表記と意味は次の通りです。

表記の内容表記の意味
UHS-Ⅰ最大転送速度 104MB/s(832Mbps)
UHS-Ⅱ最大転送速度 312MB/s(2496Mbps)
UHS-Ⅲ最大転送速度 624MB/s(4992Mbps)

 

microSDカードの見た目も異なり、「Ⅰ」は裏側の端子が1列、「Ⅱ」は端子が2列になっています。

最近では「Ⅲ」と表記されたものもありますが、「Ⅱ」でも一般市場には少なく、基本的には「Ⅰ」の選択で十分です。

 

 

アプリケーションパフォーマンスクラス

 

アプリケーションパフォーマンスクラスとは、SDカード上のデータ編集などを含むアプリケーションを快適に利用するための規格です。

 

現在アプリケーションパフォーマンスクラスには、「A1」と「A2」の2種類があり、「A2」が新しい規格です。

 ランダムリード最低処理速度ランダムライト最低処理速度
A11500 IOPS500 IOPS
A24000 IOPS2000 IOPS

 

記憶装置(microSDカード)が記憶媒体(アクションカメラ)にアクセスする際に、不連続に様々な位置・タイミングでデータの読み書きをします。この読み込みを「ランダムリード」、書き込みを「ランダムライト」と言います。

DJIドローン「Mavic 3 Classic」では、「A1」と「A2」のどちらにも対応しています。

アマゾン・楽天市場・・等、オンラインショップで詳細を見てみましょう。

Amazon公式サイト  楽天市場

 

必要なメモリ容量

例えば、DJIドローン「Mavic 3 Classic」の最大画質5.1Kで最大飛行時間である46分の撮影した場合、69GBの容量を使用します(式は以下の通り)。

 

< micorSDカードに必要な容量の計算方法 >


200 Mbps × 2,760 秒(46分)= 552,000 Mbps
552,000 Mbps ÷ 8(バイト換算) = 69,000 MB/s
69,000 MB/s ÷1,000(ギガバイト換算)= 69GB

つまり、64GBのmicroSDカードでは少し足りず、128GBのmicroSDカードが必要になるわけです。
ですので、自分の撮影したい時間に最適なmicroSDカードを選んで購入するようにしましょう。

少し余裕があるくらいが安心でしょうね。

ドローンの選択からメモリカード選びまで何かと面倒ではありますが、購入してから後悔するよりほんの少しの時間を情報収集に費やしておくと、快適なドローンライフが楽しめるのです。

 

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