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2024.2 陸上特殊無線3級 過去問題の解説

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完全マスター 読めばわかる詳細解説!

第三級陸上特殊無線技士 試験問題例題 (無線工学No.1) 2024.02

(問1)電気に関する単位で、誤っているのはどれか。次のうちから選べ。

  1.電流〔A〕  2.インダクタンス〔Wb〕  3.静電容量〔F〕  4.抵抗〔Ω〕

 

(問2)短波(HF)の伝わり方と比べたときの超短波(VHF)の 伝わり方の記述で、最も適切なものはどれか。次のうちから選べ。

   1.見通し距離外の通信に適する。        2.太陽の紫外線による影響を受ける。

   3.昼間と夜間では、電波の伝わり方が異なる。  4.通常、電離層を突き抜けてしまう。

 

(問3)電界効果トランジスタ(FET)の電極と一般のPN接合形トランジスタの電極の組合せで、その働きが対応しているのはどれか。次のうちから選べ。

   1.ドレイン ベース   2.ゲート ベース   3.ドレイン エミッタ   4.ソース コレクタ

 

(問4)機器に用いる電源ヒューズの電流値は、機器の規格 電流に比べて、どのような値のものが最も適切か。次のうちから選べ。

1.少し小さい値    2.十分小さい値    3.少し大きい値    4.十分大きい値

 

(問5)図は、三素子八木・宇田アンテナ(八木アンテナ)の 構成を示したものである。各素子の名称の組合せで、 正しいのはどれか。次のうちから選べ。ただし、A、 B、Cの長さは、A < B < Cの関係があるものとする。

            A    B    C

       1. 反射器  導波器  放射器

       2. 反射器  放射器  導波器

       3. 導波器  反射器  放射器

       4. 導波器  放射器  反射器

 

(問6)抵抗Rに流れる電流を測定するときの電流計Ⓐの つなぎ方を示す接続図として、正しいのはどれか。

 次のうちから選べ。

   1.         2.        3.        4.

 

(問7)振幅変調(A3E)波と比べたときの周波数変調( F3E)波の占有周波数帯幅の一般的な特徴はどれか。次のうちから選べ。

     1.広い    2.狭い    3.同じ    4.半分

 

(問8)次の記述は、デジタル変調について述べたものである。( ) 内に入れるべき字句を下の番号から選べ。

 入力信号の「0」又は「1」によって、搬送波の 位相のみを変化させる方式を( ) という。

    1. ASK   2. FSK   3. QAM    4. PSK

 

(問9)次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。 誤っているのはどれか。 下の番号から選べ。

1.ネットワークやコンピュータとの親和性がよい。

2.信号処理による遅延が生じる。

3.雑音の影響を受けやすい。

4.受信側で誤り訂正を行うことができる。

 

(問10)次の記述は、受信機の性能のうち何について述べたものか。下の番号から選べ。

 送信された信号を受信し、受信機の出力側で元の 信号がどれだけ忠実に再現できるかという能力を表す。

 1. 忠実度  2. 安定度  3. 選択度  4. 感度

(問11)次の記述は、多元接続方式について述べたものであ る。( )内に入れるべき字句を下の番号から選べ。

F D M Aは、個々のユーザに使用チャネルとして ( )を個別に割り当てる方式であり、チャネル と

チャネルの間にガードバンドを設けている。

  1.極めて短い時間     2.拡散符号     3.変調方式     4.周波数

 

(問12)FM(F3E)送受信機において、電波が発射されるのは どれか。次のうちから選べ。

 1.電源スイッチを接(ON)にしたとき。    2.スケルチを動作させたとき。

3.プレストークボタンを離したとき。     4.プレストークボタンを押したとき。

 

 

     ( 正答は以下の通りとなります。)

(問1)  . インダクタンス〔Wb〕

インダクタンスの単位は(H)ヘンリーです。 (Wb)ウェーバーは磁束密度を表します。

 

(問2)  . 通常電離層を突き抜けてしまう。

電波は、周波数が高いほど透過力が大きくなります。

 

(問3)  . ゲート ベース

   (PN接合型トランジスタ)    (MOS型FET:電界効果トランジスタ)

それぞれの電極の対応は、以下の通りです。

 (PN接合Tr)   (FET)

  コレクター  →  ドレイン

  ベース    →  ゲート

  エミッター  →  ソース

  矢印は電流の流れる方向を示しており、電源や信号の取り方により変わってきます。

 

(問4)  . 少し大きい

機器(負荷)に流れる総電流を想定し、少し余裕をもってヒューズの定格を決定します。

機器の電源をオンにした時の突入電流(瞬間的に流れる大きな電流)によりヒューズが溶断しないようにしますが、あまり大きいと何らかのトラブルが発生した場合、過電流により機器の損傷や火災などの原因にもなります。負荷の種類にもよりますが1.5~2倍程度が多い、誘導性負荷(モーター類)などは、自身の定格の2~3倍の突入電流は発生することもあります。

 

問5)  . 

 多素子のアンテナの場合は、導波器や反射器が複数本使われることがあり、導波器の数が多いほど発射した電波の指向性は高くなります。

 

(問6)  . 

 電流計Ⓐは、極性に注意し負荷と直列に接続します。

 直流電源(DC)の記号は、左側の長い線が+(プラス)、右の短い線が-(マイナス)となります。

また、負荷にかかる電圧を測定したい場合は、負荷に対し並列に電圧計Ⓥを接続します。

電流計Ⓐ、電圧計Ⓥを入れ替えての出題が多いので注意しましょう。

交流電源(AC)は丸の中にサイン波形を描いたもので、時間とともに極性が入れ替わることを示しており、傍に50Hz、60Hzなどの周波数が記載されているものもあります。

 

(問7)  .広い

   振幅変調は通常AM波と呼ばれ、周波数変調はFM波と呼ばれます。 周波数変調とは、入力さ

   れた音声信号の振幅の変化を周波数の高低の変化に置き換えるために、高い搬送波(キャリア)

   が必要となり必然的に周波数帯域は広くなります。

 

(問8)  .PSK  

携帯電話やテレビ放送などの無線通信にはデジタル変調方式が使われています。 ビデオ信号を直接アンテナに接続しても電波として送ることはできません。そこで、電波としてアンテナから空中へ飛ばすことができる高周波信号(搬送波:キャリア)に、音声信号やビデオなどの信号情報を乗せて送ります。

このとき、搬送波に情報を乗せる操作を”変調“といいます。

搬送波をアナログ信号で変調する方式には、振幅変調(AM:Amplitude modulation)、周波数変調(FM:frequency modulation)、位相変調(PM:Phase modulation)があります。これらは、連続した正弦波で高い周波数の搬送波の振幅、周波数、位相という三つのパラメータのいずれかを低周波信号(入力信号)で変化させるものです。

        A Sin( ωt + φ )  A=振幅  ω=周波数  φ=位相

   

パラメーターとは、システムやプログラム、あるいは数学的モデルの動作や結果を決定づける「可変の条件値」や「設定値」などの要素を指します

では、デジタル信号で変調をかけるとはどういうことでしょうか。
デジタルの変調は、アナログ変調での変調波形を方形波(パルス)にしたと考えることができます。 そして、方形波(パルス)による変調は、搬送波を電気的スイッチ(key)で切り換えること(シフトする)であることから、デジタル信号で変調する方式をそれぞれ、AM、FM、PMに対応して、ASK(Amplitude shift keying)、FSK(Frequency shift keying)、PSK(Phase shift keying)と呼ばれます。 QAM(Quad AM)は、搬送波(キャリア)の位相を変化させながら変調を掛けるもので、より高い密度で信号を創出することができます。

 多重(二次)変調とは 

搬送波に情報を乗せることを変調といいますが、携帯電話や多様な情報通信では、比較的低い周波数の搬送波に対して予め変調を行い、そのいくつかの信号波で最終的な周波数の搬送波をさらに多重に変調することがあります。
  この場合、初めの変調を一次変調、後の変調を二次変調と呼び、上記の説明は、一次変調に用いられる方式です。
大量の情報を効率よく処理するための多重(二次)変調には、周波数拡散やOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)などがあり広い周波数帯域が必要なためより高い周波数帯が使用されます。(2.4GHzや5GHz : GHzはギガヘルツ)。これらは、周波数帯域の有効利用(多重性)や対雑音性、それに秘匿性などが重要視された方式です。(例えば、携帯電話の W-CDMAでは、一次変調にQPSK、二次変調には周波数拡散(DS-SS)が採用されています。)

 

(問9)  .雑音の影響を受けやすい。

デジタル信号波は、基本的にパルス信号(0.1又はON-OFF信号)であるためアナログ信号のようにノイズなどによるひずみの影響を受けにくく、補正がしやすい。

 

問10) .忠実度

忠実度は、送信された元信号を以下に忠実に再現するかを表す指標。

安定度は、雑音やフェージングの影響をどれだけ低減できるかを表す指標。

選択度は、各チャンネルや特定信号を、混信の影響を受けず拾い出し再現できるかを表す指標。

感度は、微弱信号や強い雑音の影響を排除し元信号を再現できるかを表す指標。

 

問11) .周波数

FDMA(Frequency Division Multiple Access:周波数分割多元接続)は、利用可能な電波の周波数帯域を

複数の小さな帯域(チャンネル)に分割し、ユーザー毎に異なる周波数を割り当てることで、同時に通信を行う方式で、現在のような大量のデーターを一括で扱うには不十分でした。第1世代(1G)の移動通信システムや衛星通信で使用されました。

 

問12) .プレストークボタンを押したとき

マイクの通話スイッチをプレストークボタンといいます。音声を送るために通話ボタンを押すと変調状態に切り替わります。音声(被変調波)が入力されると、変調された搬送波が発射されます。

 

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