株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク(本社・大阪市、JIW)、米Skydio.Incと、特別仕様機「Skydio R2 for Japanese Inspection」(J2)の。 国内販売 は間近か!
今年の1月に発表された 「Skydio R2 for Japanese Inspection」(J2) 4・5月ころには国内技適取得との見通しだったが、その後どうなったのだろうか・・・。
開発機 J2は、このR2がベース。
J2では、SkyDio R2の機体性能はそのままで、点検用に特別機能を装備した。衝突回避の範囲を、従来機で基準点から150センチだった距離を50センチ以内に変更、トラス構造の橋梁など狭い空間で作業が容易になった。
また、橋梁の裏側の映像が撮影できるようカメラが機体の真上に向くようになった、180度の動作角である。さらに非GPS環境下での画像でもGPS座標が取得できるよう、機体全方位を確認できる特性をいかしGPS座標をExifファイルに記録。非GPS環境下の画像でクラックなどの異常を検知した場合、その場所をGPS座標と照合し特定できる、そして動画を確認しながらの音声の記録により状況の確認もできるようになった。
60fpsに対応した4Kカメラ6機で機体の周囲を全方位で見渡せる。45メガピクセルの画像をリアルタイムで収集し、毎秒1・3兆回の演算ができるAIで解析する。障害物を検知し避けながら飛行することが可能で、特定の人物の動きを予測し先回りして撮影することもできる。ジンバルは3軸。スマートフォンのアプリのほか、専用コントローラーでも制御できる。
これらの機能によって、点検個所の拡大、点検精度の向上、工期短縮化とそれに伴うコスト削減が図る。点検個所としては、橋梁床板、送電設備、変電設備、建築物の屋内、灯台、鉄道橋梁などを想定している。
どうしても点検の専門知識を持たないドローンパイロットが飛行させ、その後点検の専門家が確認する必要があったため、効率化には限界があった。
J2ならドローン経験の浅い点検の専門家がドローンを自律飛行させて点検させることに道を開く。自動車がマニュアルミッションからオートマチックに転換したほどのインパクトがあると思う」と、点検作業の大幅な効率化を展望している。
「J2」はスマホで操作が可能。オフセットの50センチを確保できなかったり、暗くて視野が確保できなかったりと安全な飛行環境でないと判断すると、機体は飛行しない。またスマホ側で録音した音声を、動画と突き合わせる機能も持つ。点検中に異常を発見したさいに「クラック発見」などと声を出せば映像と照合できる。
JIWが「J2」活用した橋梁点検を日本と東南アジアで展開
JIWはSkydioと共同開発した「J2」を使った橋梁点検を、日本と東南アジアで展開する。点検作業はJIWと、同社が認めたパートナーだけが展開できる独占パートナーシップに基づいて実施する。現時点では日本国内で2社、海外勢では昨年7月に業務提携した、世界25カ国でサービスを展開するマレーシアのドローンソリューションカンパニー、Aerodyne gronpがJIWのパートナーとなっている。
昨年の電波法改正後、導入実験の名目で飛行テストを実施
点検事業は、J2が技適を取得したのちに展開するとの事で、技適取得は4月頃とよそうされていたが5月現在詳細はまだ出されてはいない。価格もまだ発表されていませんが、R2とそれほどの違いはないでしょうね。
ただし、J2の業務使用に関しては、誰でもという訳ではなさそうでした。
J2を利用したトライアルテーマの募集について】
J2を利用したインフラ点検のトライアルテーマを希望業者より募集。
募集期間は、2020年1月22日(水)~2020年3月31日(火)(現在終了)、締結後トライアル開始。
現状ではこの機種を使用するためには、業務使用としての JIW とのパートナーシップ契約が必要らしく、 一般への市販化の話は聞こえてこないのだがそこは一つ何とかお願いしたいものです。
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- 技術基準適合証明等を受けた機器の検索
総務省電波利用ホームページにて記載。
登録証明機関による工事設計認証に関する詳細情報 | |
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工事設計認証番号 | 003-200039 |
工事設計認証をした年月日 | 令和2年3月11日 |
工事設計認証を受けた者の氏名又は名称 | Skydio,Inc. |
工事設計認証を受けた特定無線設備の種別 | 第2条第19号に規定する特定無線設備 |
工事設計認証を受けた特定無線設備の型式又は名称 | Skydio 2 |
電波の型式、周波数及び空中線電力 | G1D 2412~2472MHz(5MHz間隔13波) 0.0082W/MHz D1D,G1D 2412~2472MHz(5MHz間隔13波) 0.0082W/MHz |
スプリアス規定 | 新スプリアス規定 |
周波数等を維持する機能 | 無 |
BODY SAR | ― |
備考 | |
登録証明機関名 | (株)ディーエスピーリサーチ |
ひと言
こういったDJI以外のドローンメーカーによる高性能機の日本国内での技適取得と販売を心待ちにしていた筆者にとって、このニュースはワクワクするほど嬉しいものでした。是非、自分の手でとばしてみたいものです。
(余談:J2の技適がOKなら、同仕様のR2での個人申請が楽になるのかなぁ? 期待したりして・・・。( ´艸`))
Autelの「EvoⅡ」やHubsanの「Zino2」のような機種も技適クリヤになる日が来ることを心待ちにしている人たちはきっとたくさんいると思います。
「SkyDio R2」 Autelの「EvoⅡ」 「Hubsan Zino2 」
【日本仕様】HUBSAN ZINO MINI PRO コンボセット
機体
- 製造番号:機体の裏側のQRコードに固有のSNナンバーが記載されます。
- 機体収納時サイズ:L13.7*W9.4*H6.2cm 展開時サイズ:L20.2*W16.1*H6.2 cm
- 機体重量(バッテリー含む):249g
- 最大飛行速度:スポーツモード:16m/s ノーマルモード:10m/s 映画モード:3m/s
- 最大離陸標高高度:4000メートル
- 最大飛行距離:6km 最大画像伝送距離:6km
- 最大飛行時間:35分(バッテリー1本の飛行時間です)
- 動作周波数:2.4Ghz帯
- ビジョンポジショニングセンサーで、三方向の障害物を検知し回避します。
- 技適番号:216-210050