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2019年、 ”ドローン検知システム”の普及加速?

2019年、 ”ドローン検知システム”の普及加速?

2019年現在、各社でドローンの検知システムが多数発表・販売されています。国土交通省発表の中にも謳われているドローン検知システム、ドローンを取り巻く環境・市場は大きな広がりを見せています。

以下、いくつか紹介してみましょう。

日立製作所:ドローン検知システム

2017年12月から提供。目視よりも広いエリアを監視・警備できる。レーダー、カメラ、操作端末などで構成する。

最大の特徴は、ドローンの検知方法としてレーダーを用いることである。飛行音や通信電波による検知と異なり、環境に依存することなく検知できる。検知したドローンをカメラで追尾するシステムも提供する。地図ソフトと連携し、ドローンの侵入経路や検知位置、映像などを地図ソフト上に表示させられる。

ドローン検知システムの概要(日立製作所)

 

 

 

GryphonSensors社:Skylightシステム 

広域ドローン監視を可能とする 3次元レーダー監視システム には複数のセンサが装備されており、管理空域に侵入する物体をいち早く検知し追尾することで、セキュリティー対策や空域統合のための最適な解決策を提供します。

  1. 10Km以上遠方の目視外でレーダーが飛行物体を検知
  2. 5Km先でSSが電波発信方位を検知し、レーダーエコーと合致する事で、鳥ではなくドローンの可能性を把握
  3. 3Km先でEO/IRカメラで目視確認

 

東芝エレクトロニックシステムズ株式会社 :ドローン検知システム

ドローン(無人航空機)が重要施設やイベント会場などに接近・侵入した際に、これをいち早く検知してアラートするシステムです。

  • ドローンから発射される電波を自動検知し、電波の到来方向を二次元的(方位角、仰俯角)に測定、カメラで撮影した背景画像と合成した映像を生成表示します。
  • 映像は検知装置と接続される監視制御端末に表示され、同時にドローンの到来方向を地図上に表示します。
  • ドローンを検出した際は、監視制御端末からアラームを鳴動し、監視業務を支援する事ができます。

 

ウェーブクレスト株式会社 :どんなドローンも捕まえる!ドローン操縦者も追跡可能! ドローン検知システム (AARTOS DDS)

ドローンやそのリモコンの放射エミッションをリアルタイムに測定することで、ドローンの侵入を検出するシステム。ドローンと操作者のリモコン間の無線リンクを検出するので、離陸時や上昇中の場合でも検出可能です。

 

セコム:セコム・ドローン検知システム

このシステムでは、カメラなどを搭載可能な一般的に普及している(マルチコプタータイプ)のドローンが、監視対象の半径100メートル以内の距離に接近してきた際、レーダーで自動的に検知して侵入と判断し、監視卓に飛行物体の方向と距離を表示する。

 同時に、3D指向性マイクがレーダーで検知した方向の音を集音すると、レーダーに連動した近赤外照明がついたカメラが飛行物体を自動で追跡、ライブ映像を監視卓に表示する。監視者はレーダー検知、音、カメラ画像により、より早く正確にドローンの飛来を検知できるとした。

 

パナソニック システムネットワークス株式会社

32チャンネル集音アレイマイクと、IP対応の全方位カメラとを組み合わせたドローン検知システム

ドローンの飛行音を感知、全方位カメラで機体を確認する。 

上記以外にも、既によく知られているシステムもありますね。

 

丸紅情報、米国製の複合型ドローン検知器を販売

 

JDRONE: AeroScope(エアロスコープ)

ドイツの測定器製造メーカーaaronia社( 3Dレーダとスペクトラムアナライザを使った)ドローン検出システム

3Dレーダは、従来使われている三次元レーダーのことで、その機影データーと反射パルスの波形から大きさや形状をスペクトラムアナライザで分析するものと思われます。

 

  

ひと言

これだけの製品がラインナップされるほど、ドローンの飛行管理はますます厳しくなっていくといったところでしょうか・・。もはや、ラジコン感覚で飛ばせるものではなくなってきた・・と言うことですなぁ。

 

ドローン・ビジネス

ドローン入門(ドローンを飛ばす前に、知っておきたい事)

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