物流ドローン、タクシードローン(?)などが次々と発表される中、クロネコが空を飛ぶ日も近いのでしょうか。
クロネコのマークが付いた無人の空飛ぶトラックが誕生します。 物流大手のヤマトホールディングスは、「空飛ぶトラック」として荷物を運ぶ無人輸送機の開発に向けてアメリカのヘリコプター製造大手「ベルヘリコプター」と基本合意したと発表しました。
大型の荷物を運搬できる大型のドローンが、近い将来私たちの頭上をとびかうことになりそうです。
また、いろいろな事故を想定して安全基準が検討されている中で、離発着や墜落時の危険度を少しでも現象させるための努力も注がれているようです。
プロペラの無い、サイクロドローン
大型で安定した飛行により、風力階級6(風速12メートルの横風で、大枝が動く、電線が鳴る、傘がさしにくいなど)まで耐えられるといわれます。
CCY01の大きさ: 全長2.7メートル 全幅2.5メートル 高さ2.4メートル、機体重量280㎏ 積載量45Kg (航続距離40Km 巡航速度120Km/h)
開発のモデル(原型)となった、シュナイダープロペラ
サイクロローターは、ハブの位置を中心軸から電動で動かし、気流の向きを変えることで任意の方向に推進できる。
サイクロローターを推進システムに利用し、荷物の入ったコンテナのみを物流センター内で切り離し、後は個別配送へと引き渡す「PUPAシステム」を開発しています。
ヤマト・ベル機能実証実験|総集編ムービー【ヤマトグループ公式】
ドローン活用の最も大きなメリットとして、早くから注目されていた物流に関しては、政府機関と民間各機関・法人などの協力体制で具体的な方向性が決まりつつあるようです。
国土交通省 総合政策局物流政策課 がまとめる、
ドローン物流ビジネスモデル検討会
第8回検討会が、過疎地域等におけるドローン物流ビジネスモデル検討会令和4年3月29日に行われました。
1.ドローンを活用した荷物等配送に関するガイドライン(案)
2.ドローンサービスの実用化に向けた今後の取り組み
3.ドローンによる医薬品配送に関するガイドライン
4.ドローンのレベル4飛行の実現に向けた制度整備等の状況
などについて、積極的な取り組みが検討されており、 学識経験者 、 各種業界関係者 のほか、 地方公共団体 (下記)も参画しています。
北海道当別町 兵庫県
宮城県大郷町 兵庫県養父市
茨城県かすみがうら市 島根県美郷町
埼玉県秩父市 島根県吉賀町
神奈川県 広島県大崎上島町
福井県越前町 香川県土庄町
福井県永平寺町 福岡県福岡市
長野県伊那市 佐賀県多久市
長野県白馬村 長崎県五島市
愛知県豊川市 大分県
愛知県新城市
一例として、長野県 伊那市 、 大分県 の取り組みについて、リンクをご覧ください。
2022年(令和4年) 6月20日 付で国土交通省 航空局 より、「 無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の安全な飛行のためのガイドライン」 が発表され、ドローンやラジコンなどの無人航空機に関する規定が詳細になりつつあります。
今一度、内容をよく理解し、違法行為として摘発されることの内容十分注意しましょう。
まずは概要について記載しておきます。
飛行ルール(航空法第9章)の対象となる機体
平成27年9月に航空法が一部改正され、平成27年12月10日からドローンやラジコン機等の無人航空機の飛行ルール(航空法第9章)が新たに導入されることとなりました。
航空法第9章の規制対象となる無人航空機は、「飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(100g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)」です。いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当します。
※令和4年6月20日から、重量100g以上の機体が「無人航空機」の扱いに変わり、飛行許可承認申請手続きを含む、航空法の規制対象になりました。
国交省のサイトで、詳細に説明がされているので、関心のある方は一通り目を通しておいたほうがよいでしょう。
多くのドローン関連団体からもたくさんの情報が発信されているので、技能資格を有する方、今から国家試験対策として技能資格の取得を考えている方はぜひ頭に入れておきたいものです。
ドローン入門 をご参照ください。