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多方面で活躍する特殊ドローンいろいろ。

多方面で活躍する特殊ドローンいろいろ。

ドローンによる レスキュー&人命救助

遭難者救助への期待

ドローン(UAVやマルチコプターとも呼ばれている)は飛行機・ヘリコプターと比較すると運用コストが安く、無人飛行のためパイロットを危険にさらすことなく危険な場所の飛行が可能です。

この特性を活かして捜索や救助・災害支援などのレスキューミッションに活用する試みが広く行なわれるようになりました。

2018年には山や海で遭難した人をドローンで捜索した結果、無事に発見して救助されるといった事例が多く、ドローンの有用性が証明されました。いろいろな場面で活躍する事例を動画を交えご紹介したいと思います。

海難レスキュー

2018年、オーストラリア海で泳いでいるうちに沖に流されてしまった男性2人にドローンが救命具(浮き)を投下し、無事に救出するというレスキュー事例が報道されています。AFP(フランス通信社)  救助にかかる時間が短縮され、救命率の上昇という結果は実に喜ばしいことと言えます。

ニュージーランドのクライストチャーチでは 地元の有志からなるコーストガード(沿岸警備隊)と協力して 固定翼ドローンを使った海難救助に取り組んでいます。有人飛行機やヘリコプターなどを投入するのが危険な場所でも空からの捜索を可能にするために機体の開発を進めているそうです。因みに、大型の機体は10時間の飛行が可能で、レスキュー用具(浮き輪など?)を搭載することも可能だそうです。

消火用ドローン

ローンではありませんが、「空飛ぶホース」で消火活動をするという実験も行なわれています。まるで蛇のように動くホースが炎に向かって放水する様子はなかなかのおもしろいですね。

蛇のような消化ホース

将来的には、よりホースを長くした物をはしご車の先端に取り付けることで、建物の奥深くまでホースを送りこめるようにするのが目標とのこと。消防士の危険度を低減させより効果的に放水することができるようです。

耐火性と視認性がより改善されていけば入り組んだ都市部 や高層階にも有効でしょうね、是非今後の開発に期待したいものです。

AED輸送ドローン

「アンビュランスドローン」と名付けられた機体は、心肺停止かそれに近い状態の患者に使用されるAED(自動体外式除細動器)をドローンに搭載し、通報があった場所をスマートフォンから送られる位置情報から特定。空から急行、機体が備えたスピーカーから音声によるガイダンスを行ないながら、AED使用者のサポートをするというものです。

現場へ急行する。

AEDの備えがないような場所、山岳地帯や災害現場・事故現場など 一分一秒を争う場合一分一秒を争う

警備ドローン

複数台のドローンを自動で巡回させる仕組みにより不審者の発見や追い払い、不審火の検知などを行う世界初の警備システムをNEDO、KDDI、テラドローン、セコムが開発しています。4GLTE通信ネットワークを活用した自律飛行するドローンの「群」による警備の実証実験は世界初とのこと。実際にドローンが不審者役の人物を補足して追い払う訓練の様子は以下でご覧いただけます。

警備用ドローン群

たくさんのドローンを精密にコントロールしまるで変形する花火のように見せるデモンストレーションも見たことがあると思いますが、AIと連携して 警戒・誘導・追跡、画像伝送など警備面での利用にはかなりの期待があるようです。

医薬品輸送ドローン

運搬用大型ドローン

ヘリや飛行機などを飛ばすことが困難な特殊な環境条件であったり、避難民居住地区やへき地などへの低コスト輸送など、医薬品が行き渡りにくい状況での打開策として検討されています。

輸血用血液輸送ドローン

ルワンダで活動するジップライン社は半径75kmの圏内に自動航行で輸血用の血液を届けるためのドローンを開発しています。ルワンダの郊外は陸上の移動が難しい山がちなエリアがあり、現状のバイクやトラックによる輸送では手術の際に輸血用血液の到着を1日以上も待たなければならないことがあります。

ヘリや飛行機など、コストと離着陸場が必要な航空機と比べ手軽で低コストなドローンを使わない手はありません。

今まで、費用や人員などのコスト面が障害となっていたこれらの救助活動は、ドローンの進化により飛躍的に向上するでしょう。単なる無線機器としてではなくより有効な救助・救援システムとしてドローンが更なる進化を続けていく事、そのために私たちの税金が無駄なく使われていく事を期待します。

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