世界的に有名なドローンのメーカーといえば、中国発のDJIやフランス発のParrot、アメリカ発の3DRobotics（スリーディロボティクス）など ですが、 日本にもあるドローンメーカー５社の紹介。
日本のドローンメーカー
ヤマハ発動機
ヤマハ発動機といえば、バイクあるいは楽器というイメージが強くあると思いますが、クルーザーや除雪機、ゴルフカーなど実に多様な事業領域を展開している企業です。その中の１つに「ドローン」があり、ヤマハ発動機は日本の産業向けドローン最大手メーカーとなっています。
日本国内でも、ドローンを利用して農薬散布を行っている農家は多く存在し、実に全体の約36%の農家が何らかの形でドローンを活用しています。農業に利用されている国内のドローンの数は2,700機に及び、そのほとんどが、ヤマハ発動機が製造販売しているもののようです。
代表的なドローンとしては、「RMAX Type ⅡG」「FAZER」などがあり、「RMAX Type ⅡG」は、「安全と安心」をキーワードに開発されたドローンです。GPSによる速度制御機能など、オペレータ制御を補助する各種機能が追加され、操縦者の負担が軽減されています。
無人ヘリコプター最新機「FAZER」は、「攻めの農業」に貢献する産業無人ヘリと銘打って発表された機体です。さらなる汎用性の向上と環境規制への配慮がなされています。
enRoute（エンルート）
enRoute（エンルート）は、元々ラジオコントロール(ラジコン)模型のメーカーで、現在は日本のドローンメーカー業界を牽引するパイオニアであり、いち早くドローンの設計と開発に着手し、様々なプロトタイプによるテストプログラムを重ね、そこから得て蓄積した膨大なデータやノウハウを元に、自社製品を製作してきました。『Zion シリーズ』は注目を集め、ドローンの製作だけでなく、ドローンパイロット養成アカデミーの運営も行っていましたが・・・。
2021年1月31日をもって、ドローン事業及びこれらに附帯関連する事業の一部を、株式会社NTT e-Drone Technologyへ譲渡されました。
e-Drone Technology
Skydio2+」はインフラ点検に最適な 全方位障害物回避が可能な ドローンです 。
TEAD
TEADは、様々な用途向けにカスタマイズした業務用マルチコプターを主に製作している日本のドローンメーカーで、農業、映像制作、サーモカメラ付ドローンなどがあります。
2017年4月27日に薬剤散布用ドローンDAX04は、農林水産航空協会より性能認定を受けており、各新聞紙にも掲載されるなどの実績もあるようです。また、一般社団法人農林水産航空協会指定の教習施設「TEAD教習所」の運営も行っています。
リモートＩＤ対応の外付け機器も取り扱っています。
PRODRONE
PRODRONEは、愛知県名古屋市に本社を置く日本の産業用ドローンメーカーで、産業用ドローンを製作しています。
ベーシックタイプをベースに、業務内容に応じたカスタマイズも可能で、ヘリコプター型のドローン「PDH-03」や、プロペラユニットを自由に取り付けて目的の場所まで飛行させることが可能な「PD-ANY」、その他、ドローン自体が自由に動く多関節アームを持つ「PD6B-AW-ARM」、負圧を利用し検査対象物に直接張り付きながら天井面を自走し、安定した橋梁検査が行えるL字型の「PD6-CI-L」など、業務に特化したドローンも製作しています。
AMUSE ONESELF
大阪に本社を置く日本のドローンメーカーです。折りたたみ型ドローンや軽量・長時間飛行型ドローン、折りたたみ式全天候型ドローン、重い積載物を持ち上げるために開発された全天候対応ドローンなどがあり、他にも、地形データを空から即座に三次元化するドローン搭載専用の高性能IMU（慣性計測装置）×小型Lidarシステムや高精度モバイルレーザースキャナシステムなどの製品も揃えています。
エジプトのピラミッドをドローンで3D計測した実績を持ち、TBSテレビ「世界ふしぎ発見！」でも紹介されたことがあるようです。
現在では、日本のメーカーから出ているドローンが世界中から注目を浴びています。
日本には、他のドローンのメーカーが誕生していますのでいろいろ調べてみるのも面白いかもしれません。
海外での、世界的有名な・３大ドローンメーカー
中国発D J I
上記ドローンメーカーのうち、ダントツで人気かつおすすめなのはDJIです。
「Phantom」シリーズが人気を博し、世界のドローン市場におけるシェア率は70%とも言われているなど、ドローンを始める人はぜひ、最初に覚えておきたいメーカーでもあります。
多様な機種が販売されていますが、高性能な分高価格であるのがネックですね。
日本国内でも、個人用・業務用を問わずシェアナンバーワンといったところでしょうか。
フランス発のParrot（パロット）
フランスのメーカー、Parrotです。ガジェットの開発などをメインにしてきたメーカーで、デザイン性の高いドローンを開発しています。見た目もこだわりたいという人にはおすすめです。本格的な「Bebop」シリーズをはじめ、トイドローンやミニドローンなどの豊富なラインナップも特徴です。
アメリカ発の3DRobotics（スリーディロボティクス）
アメリカ発のメーカー３DRもおすすめしたいドローンメーカーです。スマホでドローンの操縦が可能な、いわゆる“スマートドローン”を世界で初めて開発したメーカーでもあります。いち早く低価格路線を打ち出すなど、高性能なドローンを低価格で提供していましたが、 現在はもう生産しておらず、ソフトウェアとサービスの面に注力している。
その他、日本でもよく見かけるメーカー
Potensic (ポテンシック)
2015年にドローン大国である中国で設立された「深圳市博坦锡科技有限公司」という会社のブランドで、中国、アメリカ、日本、ドイツやフランスなどのEU諸国など、世界中でドローンが販売されており、 公式Facebookアカウントも所持しています。
「Potensic」のドローンには、本体重量100g未満の小型ドローンが豊富にあり価格以上のクオリティであることが挙げられます。
価格が低価格にもかかわらず、安定したフライトができ、数千円で購入できる子供向け小型ドローンから、4Kカメラ搭載のドローンを安価にて購入できます。
HolyStone (ホリーストーン)
2014年に創設、同年に日本の電子商取引市場に進出したHoly Stoneは、ドローンの研究開発と生産に注力し、安価で高品質なトイドローンを提供している。
現在、お手頃なドローン入門機では多くの販売実績を持っておりネット通販でも上位を常にキープしている。
製品に関しては、日本の設計チーム、米国構造工学研究チーム、そして深圳構造工学研究チームを備えており、サポート体制もしっかりしている。
GoPro （日本総代理店）
カメラを開発しDJIのドローンに提供してきたGoProです。今では独自のドローンを開発し、ブランドを立ち上げています。もともと、サーフィン、自転車、スキー、バイクなどアクティブなシーンで高い性能を発揮するアクションカメラを開発してきたメーカーでもあり、アウトドアでドローンを楽しみたい人におすすめのメーカーです。
G-Force（ジーフォース）
2013年に設立された日本の製品企画・輸入卸売販売会社「株式会社ジーフォース」のブランドで、Amazonなどの通販サイトにて、G-Forceの製品を購入することができます。
株式会社ジーフォースは、ドローンやラジコンを取り扱っている会社で、本社は東京にあります、独自ブランドG-Forceの販売だけでなく、中国メーカーHubsan（ハブサン）のドローンの卸売販売もしています。
1万円以下の小型ドローン、1万円ちょっとのドローンなどが多数販売されています。加えて、通常10万円以上する4Kドローンが数万円でも購入できるのもうれしいですね。
Hubsan（ハブサン）
2010年にドローン大国である中国で設立されたドローンメーカーです。
一般消費者向けの撮影や操縦を楽しむドローンから、FPV飛行を楽しめるドローン、レーシング用ドローン、小型のトイドローンまで、幅広い商品の品揃えがあります。
日本では、Amazonでのネット販売がメインとなっています。 価格が安いにもかかわらず、どのドローンも安定したフライトができ、プラスアルファの性能を備えています。
いかがでしょうか。
国内でよく見るドローンメーカー毎のおすすめドローンなども、随時ご紹介していきたいと思いますので乞うご期待です。
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