空いた時間で簡単、オンラインで ドローンの飛行承認申請をする方法 (DIPSの説明)
DIPSってなんだ?
ドローン情報基盤システムの概要
ドローンやラジコン機等の無人航空機を、飛行禁止区域で飛行させる場合や夜間飛行や目視外飛行等の方法により飛行させる場合は、事前に所定の窓口に申請書を提出し、国土交通大臣による許可または承認を受ける必要があります。ドローン情報基盤システムではこれらの申請書をブラウザ上で作成し(注1)、インターネットを通じてオンラインで提出する事ができます。注1:一部の提出資料は、PDFファイル等の電子ファイルの添付が必要です。
オンライン申請のメリット
申請書をオンラインで提出する事で以下のメリットがあります。原則として24時間365日いつでも申請書の提出が可能です。申請書の内容を自動チェックするので、はじめて申請される方でも簡単に申請書を作成できます。過去に許可・承認を受けた申請書を再利用して簡単に申請書を作成することができます。
ドローン情報基盤システムで申請できる申請等手続の種類
現在ドローン情報基盤システムで申請できる申請等手続の種類は以下の通りです。
・無人航空機の飛行に関する許可・承認申請
・無人航空機の飛行実績の報告
・無人航空機による事故等の情報提供
( 添付資料の事前準備 )
添付資料の準備無人航空機の飛行に関する許可・承認申請に必要な書類の多くは、ドローン情報基盤システムで作成できますが、以下の書類は別途添付用の電子ファイルを事前にご準備頂ください。
1 機体、操縦装置の設計図又は写真(jpeg,jpg,png,gif) 改造を行っていない、ホームページ掲載無人航空機(注2)を飛行させる場合は不要です。
2 無人航空機の追加基準への適合性を示す資料及び写真等(xls,xlsx,doc,docx,pdf,jpeg,jpg,png,gif) 申請する飛行目的と飛行させる機体に応じて、追加基準ごとに資料や写真等が必要になります。詳しくは操作マニュアルを参照してください。
3 飛行マニュアル(xls,xlsx,doc,docx,pdf,jpeg,jpg,png,gif) 航空局または民間講習団体等の標準マニュアルを使用する場合は不要です。
4 技能認証証明書(xls,xlsx,doc,docx,pdf,jpeg,jpg,png,gif) 認証団体による技能認証を受けている場合は提出が必要です。
5 無人航空機取り扱い説明書(xls,xlsx,doc,docx,pdf,jpeg,jpg,png,gif) 改造を行っていない、ホームページ掲載無人航空機(注2)を飛行させる場合は不要です。
6 その他添付資料(xls,xlsx,doc,docx,pdf,jpeg,jpg,png,gif) その他必要に応じてファイルを添付できます。
( 注2 ):特定条件下での検証の結果、安定した飛行と非常時に人等に与える危害を最小限とするための国が定めた要件(第三者の上空で飛行させる場合を除く。)に適合したことを国が実機により確認された機体で、国土交通省ホームページで公表されています。飛行させる機体が該当する場合、資料の一部を省略することができます。
手順:1 はじめての方はアカウント作成
無人航空機飛行許可申請(DIPS)<=こちらから
- まずは『DIPS』のサイトに入りましょう。
- 上記写真の『はじめての方』から『個人』もしくは『企業・団体』から『アカウント開設』を行います。
- 登録が完了すれば、『申請者ID』と『パスワード』が発行されます。
『個人』もしくは『企業・団体』から『申請者情報』を入力します。
手順:2 機体情報と操縦者情報の登録
トップ画面からログインしましょう!
申請に必要な情報を準備する
まずは写真上部の『申請に必要な情報を準備する』から
- 無人航空機の登録・変更
- 操縦者情報の登録・変更
を実施します。
使用したい機体:製造者、機種、シリアルナンバーを確認しておきます。
実際に使用予定のドローンを入力していきます。実績が検証済みのメーカー機体の場合は、国交省に事前登録されている機体一覧から選ぶだけですので非常に楽です。
レーサー機など自作型のドローンや非認証メーカーの機体などは申請が面倒です。上記の事前準備が必要となります。
操縦者情報の登録・変更
実際の操縦者情報を入力していきます。複数の場合は、全員を登録しておきます。
国土交通省のHPに掲載されている講習団体一覧から『技能証』の有無を確認し、新規作成をしていきましょう。
手順:3 申請書の作成
初めての方は『申請書の作成』からスタート!
実際の申請画面から申請理由・飛行内容など必要な情報を入力していきます。
入力項目(4ページ)の記入に関しては、各個人によって異なりますので詳細は省きます。途中、矛盾点がある場合は、『エラー表示』されるため、その内容に従って修正しながら入力していきます。
途中、『手順 2』で登録した『無人航空機』や『操縦者』なども選択していきます。
指定講習団体などで技能認証を取得された方は、団体名の選択・技能認証番号の入力で済みます。
個人練習のみで申請したい方は、飛行実績の記録が必要となります。
これらの記録をしっかりと残しておき、総飛行時間が 10時間 以上に達していないと申請が受理されません。
入力作業を途中で中断したい場合は、必ず ”入力内容の保存”を忘れないように! 内容に誤りがないか確認した上で『申請』(送信)を行います。
受付完了
無事、完了すれば、上記の受付画面が表示されます。
申請書の提出後は修正依頼を待ちましょう!
その後、早ければ数分、または数時間程度で担当からチェックが入ります。
『登録したメール』に修正依頼が来ますので、チェックする場合は、上記写真の『申請書一覧』から確認しましょう。
申請内容に不備がある場合は、修正して再提出!
そこに修正すべき箇所が提示されておりますので、適宜作成した書類を訂正しなおしましょう。
訂正が済んだら、再び電子申請を実施します。
という様に、『DIPS』を通じて、修正を繰り返していきます。
オーナーMの場合、3回ほど修正メールが届きましたよ!( ´艸`)
手順:4 電子許可証のダウンロード!
というわけで申請内容に不備がなければ、『電子許可書』の登録が完了した旨のメールが送られてきます。
再度、DIPSにログインして、飛行承認の許可書をダウンロードしましょう!
ダウンロード許可書には、朱色の角印はありませんが問題はありません。
見た目の問題で角印がある方がよい という方は、印付きの証明書が必要である旨の指定記入箇所がありますので、 『電子許可書』の登録 完了後 担当航空局に返信用封筒を郵送しましょう!
まとめ DIPSで申請が大幅に簡略化!
従来の書類での申請方法に比べると大幅に楽になりました。
実際に業務活用する場合など、国交省の飛行承認申請は必須となってきます。
操作に慣れないと難しい点はありますが、間違いがあればメール送信後数分で返答があります。 多くの方がこの方法で許可申請されていますので ぜひチャレンジしてみましょう!
航空法や電波法以外にもドローンと関わる法律は、いくつかあります。
”航空法 電波法” にも記載してあります。
ドローンの書籍などで知識を補完することがおすすめします、しっかり勉強しておきましょう。
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