ドローン操縦の為に、アマチュア4級の国試に挑戦しよう。今回は、アンテナの種類について解説してみました、さらっと読み流してください。
波長(λ:ラムダ)とは、
空間を伝わる波(波動:電磁波)の持つ周期的な長さのことで、1サイクル分の進行距離(メートル)の事。
電波の波長
電波の伝播する速度(位相速度)は約30万km/s(1秒間)のため、前記より、周波数 f [Hz] に対する波長 λ [m] は、次のようにして求められる。
例えば、周波数50MHzの電波の波長は
となります。
八木アンテナ
放射器(ラジエター):電波を発射する素子
導波器(ディレクター)前方への電波を収束し、指向性を持たせる
反射器(レフレクター)後部への放射を制限し、前方への指向性を強める
水平:ダイポールアンテナ
ダブレットアンテナ(とも呼ぶ)は、ケーブルの先(給電点)に2本の直線状の導線(エレメント)を左右対称につけたアンテナである。モノポールアンテナとともに線状アンテナの基本で、最もシンプルなアンテナである。
ブラウン(グランドプレーン)アンテナ
偏波は垂直偏波で、水平面では無指向性となる。 1/4波長の1本 の垂直エレメント(放射素子)と、その下部から放射状に広がる 4本の1/4波長 の水平の放射状(地線:ラジアル)エレメントから成る。1/4波長接地型垂直アンテナにおける大地の代用として、放射状エレメントを設置したもの
パラボラアンテナ
放物曲面をした反射器(放物面反射器 parabolic reflector)を持つ凹型アンテナで、 放物曲面 の焦点部分(F)に 一次放射器 (電波の発射部)を設置され反射器に向けて 電波を放射する 。
主に極超短波(UHF)より高い周波数の電波(主にセンチメートル波(SHF))で利用され多重無線通信や衛星通信、衛星放送、電波天文に用いられる。
垂直:バーチカルアンテナ
ポールに這わせた放射素子を垂直に伸ばしたシンプルなアンテナで、HF帯(短波帯)でよく使われます。
いくつかの周波数に対応できるよう ローディングコイルを内蔵したマルチバンドタイプがあります。
ホイップアンテナ
細い線型のアンテナ。指向性はなく、どの方向からの電波も受信できる。構造が単純で、小型ラジオや携帯型の無線通信端末などに用いられる。伸縮可能なものはロッドアンテナとよばれる。
小型でロッドタイプの為、一般的なハンディタイプの無線機器にはよくつかわれています。
アマチュア無線の愛好家が好んで使用するアンテナ、どこにでも移動しながら短波通信ができ周波数・サイズ共 いろいろなものが発売されています。
試験問題によく出されるのは、アンテナの種類と それぞれの放射器のサイズ(1/2や1/4波長など)の決め方です。
八木アンテナとブラウン(グランドプレーン)アンテナの特徴なども、割と頻繁に出題されますので、覚えておくと便利ですよ。