5.8Ghzを使用したFPVドローンを飛ばすのに必要な「アマチュア無線4級」の出題のあった過去問題100題をまとめました。工学問題には、解説をつけています。
法規問題42問、工学問題58問を掲載しました。
試験問題は、過去数年間の問題のほぼ繰り返し出題となっています。言い回しや解答の仕方に若干の違いがあるくらいで設問の内容はあまり変っていません。
繰り返し問題を読めば、スムーズに回答が導き出せるでしょう。
問題の回答集は、下の方にまとめて記載してありますので、参考にしてください。なお、工学問題については、解説を付けてありますのでより理解しやすい内容となっています。
さあ、一発合格を目指して頑張ってみてください。
過去問題100題
法 規
問1、総務大臣又は総合通信局長(沖縄総合通信事務所長を含む。)が無線局の再免許の申請を行った者に対して、免許を与えるときに指定する事項はどれか。次のうちから選べ。
1.空中線の型式及び構成
2.電波の型式及び周波数
3.通信の相手方
4.無線設備の設置場所 答えを表示
(指定事項:「呼出符号又は呼出名称」「電波の形式及び周波数」「空中線電力」「運用許容時間」)
問2、免許人が、無線設備の設置場所を変更しようとするときの手続きは、次のどれか。
1.あらかじめ許可を受ける。
2.直ちにその旨を報告する。
3.あらかじめ指示を受ける。
4.直ちにその旨を届け出る。
(「通信の相手方及び通信事項の変更」「無線設備の設置場所の変更」「無線設備の変更の工事」の時は、事前許可が必要)
問3、免許人が、無線設備の設置場所を変更しようとするときは、どのようにしなければならないか、次のうちから選べ。
1.あらかじめ総務大臣に申請し、その許可を受ける。
2.無線設備の設置場所を変更した後、総務大臣に届け出る。
3.あらかじめ免許状の訂正を受けた後、無線設備の設置場所を変更する。
4.あらかじめ総務大臣に届け出て、その指示を受ける。
(「通信の相手方及び通信事項の変更」「無線設備の設置場所の変更」「無線設備の変更の工事」の時は、事前許可が必要)
問4、アマチュア局(人工衛星等のアマチュア局を除く。)の再免許の申請の期間として、正しいのは次のどれか。
1.免許の有効期間満了前3ヶ月以上6ヶ月を越えない期間
2.免許の有効期間満了前1か月以上1年を越えない期間
3.無線設備を更新したときから1年までの間
4.運用開始後1年から3年までの間
問5、アマチュア無線局の免許人は、無線局の免許を受けた日から起算してどれほどの期間内に、またその後毎年その免許の日に相当する日(相当する日がない場合は、その翌日)から起算してどれほどの期間内に電波法の規定により電波利用料を納めなければならないか、次のうちから選べ。
1.30日
2.10日
3.3か月
4.2か月
問6、無線局の再免許が与えられるときに指定される事項は、次のどれか。
1.通信の相手方
2.電波の型式及び周波数
3.空中線の型式及び構成
4.無線設備の設置場所
(「呼出符号又は呼出名称」「電波の形式及び周波数」「空中線電力」「運用許容時間」の4つ)
問7、電波の質を表すもののうち、電波法に規定されているものは、次のどれか。
1.変調度
2.電波の型式
3.周波数の偏差
4.信号対雑音比
(電波の質は「周波数の偏差及び幅」「高調波の質」)
次の文はの()に入る言葉を選べ。電波の質に関する電波法の規定になります。
問8、「送信設備に使用する電波の( )、高調波の強度等電波の質は、総務省令で定めるところに適合するものでなければならない。」
1.周波数の偏差及び幅
2.型式
3.変調度
4.周波数偏移
次の文は、周波数の安定のための条件に関する無線設備規則の規定であるが ( ) 内に入るべき字句を下の番号から選べ。
問9、「周波数をその許容差内に維持するため、送信装置は、できる限り電源電圧又は負荷の変化よって ( ) に影響を与えないものでなければならない。」
1.電波の質
2.発振周波数
3.変調波
4.空中線電力
(送信装置は、できる限り電源電圧又は負荷の変化よって「発振周波数」に影響を与えてはいけない)
次の文は、周波数の安定のための条件に関する無線設備規則の規定であるが、( )内に入るべき字句を下の番号から選べ。
問10、「周波数をその許容差内に維持するため、発振回路の方式は、できる限り外囲の温度もしくは( )によって影響を受けないものでなければならない。」
1.湿度の変化
2.負荷の変化
3.振動
4.電源電圧の変化
(発振回路の方式は、外囲の温度もしくは湿度の変化によって影響を受けないもの)
次の文は電波法施行規則に規定する「送信設備」の定義であるが、( )内に入るべき字句を下の番号から選べ。
問11、「送信設備とは( )と送信空中線系とから成る電波を送る設備をいう。」
1.高周波発生装置
2.送信装置
3.発振器
4.送信機
次の文は、電波の質に関する電波法の規定であるが、( )内に入るべき字句を下の番号から選べ。
問12、「送信設備に使用する電波の周波数の偏差及び幅、( )等電波の質は、総務省令で定めるところに適合するものでなければならない。」
1.空中線電力
2.変調度
3.高調波の強度
4.信号対雑音比
(電波の質とは「周波数の偏差及び幅」「高調波の質」)
問13、振幅変調の電話で単側波帯の抑圧搬送波のものの電波の型式を表示する記号は、次のどれか。
1.H3E
2.A3E
3.R3E
4.J3E
A: 振幅変調、 F: 周波数変調、 H: 振幅変調・単側波帯の全搬送波、 J: 振幅変調・単側波帯の抑圧搬送波(SSB:シングルサイドバンド単側波帯)
A3E: 振幅変調の電話で両側波帯のもの
F3E: 周波数変調の電話
H3E: 振幅変調の電話で単側波帯の全搬送波のもの
J3E: 振幅変調の電話で単側波帯の抑圧搬送波のもの
次の文は電波法の規定であるが、( )内に入れるべき字句を下の番号から選べ。
問14、「無線電話とは、電波を利用して、( )を送り、又は受けるための通信設備をいう。」
1.符号
2.音声又は映像
3.信号
4.音声その他の音響
(電話は、音声その他の音響を送る)
問15、すべての無線局に対して要求される送信空中線の型式及び構成の条件として、無線設備規則に定められているものは、次のどれか。
1.空中線の利得及び能率がなるべく大であること。
2.周波数をその許容偏差内に維持できるものであること。
3.できる限り外囲の温度の変化によって影響を受けないものであること。
4.風圧及び氷結に耐えるものであること。
送信空中線(アンテナ)は「空中線の利得及び能率がなるべく大であること」「整合が十分であること」「満足な指向特性が得られること」が必須です。
問16、次の「 」内は、無線局が無線電話により試験電波を発射する前に他の無線局から停止の請求がないかどうかを確かめるため送信する事項であるが、( )内に入れるべき字句を下の番号から選べ。
「1 ただいま試験中 ( )
2 こちらは 1回
3 自局の呼出符号 3回」
1.10回以下
2.数回
3.3回
4.1回
問17、非常の場合の無線通信において、無線電話により連絡を設定するための応答は、次のどれによって行うことになっているか。
1.応答事項に「非常」1回を前置する。
2.応答事項に「非常」3回を前置する。
3.応答事項の次に「非常」3回を前置する。
4.応答事項の次に「非常」1回を前置する。
問18、無線電話通信において、「さようなら」を送信することになっている場合は、次のどれか。
1.通報の送信を終了したとき。
2.無線通信の試験又は調整を終わったとき。
3.通信が終了したとき。
4.通報を確実に受信したとき。
問19、アマチュア局の無線電話通信における応答事項は、次のどれか。
1.(1)相手局の呼出符号 3回以下
(2)こちらは 1回
(3)自局の呼出符号 3回
2.(1)相手局の呼出符号 3回以下
(2)こちらは 1回
(3)自局の呼出符号 1回
3.(1)相手局の呼出符号 2回
(2)こちらは 1回
(3)自局の呼出符号 2回以下
4.(1)相手局の呼出符号 3回
(2)こちらは 1回
(3)自局の呼出符号 2回
問20、試験電波の発射を行う場合に無線局運用規則で使用することとされている略語は、次のどれか。
1.お待ちください
2.明りょう度はいかがですか
3.本日は晴天なり
4.感度はいかがですか
問21、免許人が免許状を破損したために免許状の再交付を受けたとき、旧免許状をどのようにしなければならないか、正しいものを次のうちから選べ。
1.保存しておく。
2.遅滞なく破棄する。
3.一緒に掲示する。
4.遅滞無く返す。
問22、電波法の規定により、免許状を1か月以内に返納しなければならないと定められている場合は、次のどれか。
1.無線局の運用の停止を命ぜられたとき。
2.免許状を破損し、又は汚したとき。
3.免許がその効力を失ったとき。
4.無線局の運用を休止しようとするとき。
免許の効力を失ったときは、1ヶ月以内にその免許状を返納しなければならない。
問23、免許人が、1か月以内に免許状を返納しなければならない場合に該当しないのは、次のどれか。
1.無線局の免許を取り消されたとき。
2.無線局を廃止したとき。
3.臨時に電波の発射の停止を命じられたとき。
4.無線局の免許の有効期間が満了したとき。
問24、再免許を受けた無線局は、従前の無線局の無線検査簿をどのようにするか、次のうちから選べ。
1.2年間保存する
2.廃棄する
3.そのまま継続して使用する
4.旧免許状とともに返納する
問25、無線局の免許がその効力を失ったときは、免許人であった者は、その免許状をどのようにしなければならないか、次のうちから選べ。
1.1か月以内に返納する。
2.6か月以内に返納する。
3.速やかに廃棄する。
4.3か月間保管しておく。
問26、アマチュア局(人工衛星に開設するものを除く。)の無線免許証票を備えておかなければならないところは、次のどれか。
1.その送信装置のある場所
2.免許人が居住する場所
3.受信機の筐体
4.総務大臣が別に告示する場所
問27、免許人が、無線設備の設置場所を変更しようとするときの手続きは、次のどれか。
1.あらかじめ許可を受ける。
2.直ちにその旨を報告する。
3.あらかじめ指示を受ける。
4.直ちにその旨を届け出る。
監 督
問28、無線局の免許を取り消されることがあるのは、次のどれか。
1.免許人が1年以上の期間日本を離れたとき
2.免許状に記載された目的の範囲を超えて運用したとき
3.免許人が免許人以外の者のために無線局を運用したとき
4.不正な手段により無線局の免許を受けたとき
問29、免許人が正当な理由がないのに無線局の運用を引き続き何か月以上休止したときにその免許を取り消されることがあるか、次のうちから選べ。
1. 1か月
2. 2か月
3. 3か月
4. 6か月
問30、免許人は、電波法に違反して運用した無線局を認めたとき、電波法の規定により免許人がとらなければならない措置は、次のどれか。
1.その無線局の免許人にその旨を通知する
2.その無線局の免許人を告発する
3.総務省令で定める手続きにより報告する
4.その無線局の電波の発射を停止させる
(総務省令で定める手続きにより総務大臣に報告する)
問31、アマチュア局の免許人は、無線局の免許を受けた日から起算してどれほどの期間内に、またその後毎年その免許の日に応当する日(応当する日がない場合は、その翌日)から起算してどれほどの期間内に電波法の規定により電波利用料を納めなければならないか、次のうちから選べ。
1.3か月
2.10日
3.30日
4.2か月
問32、免許人が電波法に違反したときに、その無線局について受けることがある処分は、次のどれか。
1.電波形式の制限
2.再免許の拒否
3.周波数の制限
4.通信事項の制限
問33、無線従事者がその免許を取り消されることがある場合は、次のどれか。
1.免許証を失ったとき
2.死亡したとき
3.引き続き6か月以上無線設備の操作を行わなかったとき
4.不正な手段により免許を受けたとき
1・電波法に基づく命令に違反したとき
2・電波法に基づく処分に違反したとき
3・電波法に基づく命令による処分に違反したとき
4・ 不正な手段により免許を受けたとき
上記の4つのいずれかに抵触する場合は、免許が取り消され、又は3ヶ月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止される。
問34、無線従事者の免許を取り消されることがある場合は、次のどれか。
1.電波法に基づく処分に違反したとき
2.免許証を失ったとき
3.日本の国籍を有しない者となったとき
4.引き続き6か月以上無線設備の操作を行わなかったとき
業 務 書 類
問35、移動するアマチュア局(人工衛星に開設するものを除く。)の免許状は、どこに備え付けておかなければならないか、次のうちから選べ。
1.無線局事項書の写しを保管している場所
2.免許人の住所
3.無線設備の常置場所
4.受信装置のある場所
問36、電波法の規定により、免許状を1か月以内に返納しなければならないと定められている場合は、次のどれか。
1.無線局の運用の停止を命ぜられたとき。
2.免許状の再交付を受けたとき。
3.免許がその効力を失ったとき。
4.無線局の運用を休止しようとするとき。
問37、免許人は、免許状に記載した事項に変更を生じたとき、とらなければならない措置は、次のどれか。
1.自ら免許状を訂正し、承認を受ける。
2.再免許を申請する。
3.免許状の訂正を受ける。
4.免許状の発給者に電話でその内容を連絡する。
問38、免許人が免許状を汚したために免許状の再交付を受けたとき、旧免許状をどのようにしなければならないか、正しいものを次のうちから選べ。
1.遅滞無く返す。
2.1か月以内に返す。
3.保管しておく。
4.速やかに破棄する。
問39、電波法の規定により、免許状を1か月以内に返納しなければならないと定められている場合は、次のどれか。
1.無線局の運用の停止を命ぜられたとき。
2.免許状を破損し、又は汚したとき。
3.免許がその効力を失ったとき。
4.無線局の運用を休止しようとするとき。
問40、再免許を受けた無線局は、従前の無線局の無線検査簿をどのようにするか、次のうちから選べ。
1.2年間保存する
2.旧免許状とともに返納する
3.そのまま継続して使用する
4.廃棄する
問41、免許人は、検査の結果について指示を受け相当な措置をしたときは、どのようにしなければならないか、次のうちから選べ。
1.その指示及び措置の内容を無線業務日誌に記載する。
2.その指示及び措置の内容を無線検査簿に記載する。
3.その措置の内容を無線検査簿に記載するとともに報告する。
4.その措置の内容を無線業務日誌に記載するとともに届け出る。
問42、無線電話通信において「さようなら」を発信する場合は次のうちどれか
1.通信を受信した時
2.通信が終了した時
3.通報の送信を終了した時
4.無線機の試験を終了した時
無 線 工 学
問43、FM(F3E)送信機において、周波数偏移を常に一定値以下に収めるための回路は、次のうちどれか。
1.ALC回路
2.VOX回路
3.スケルチ回路
4.IDC回路
ALC(オート・レベル・コントロール自動レベル調整)
AFC(オート・フリケンシー・コントロール自動周波数調整)
IDC(インステンタニアスデビエーションコントロール瞬時周波数調整)F3E(FM送信機に使われる)
AGC(オートゲインコントロール自動利得調整) などの用語は、必ず区別がつくようにしておきましょう。
問44、FM(F3E)受信機の、周波数弁別器の働きについて述べているのは、次のうちどれか。
1.受信電波の周波数の変化を振幅の変化に直し、信号を取り出す。
2.近接周波数による混信を除去する。
3.受信電波の振幅を一定にして、振幅変調成分を取り除く。
4.受信電波がなくなったときに生じる大きな雑音を消す。
次の文の()内に当てはまる字句の組合せは、下記のうちどれか。
問45、フェージングなどにより受信電波が時間とともに変化する場合、電波が強くなったときには受信機の利得を( A )、また、電波が弱くなったときには利得を( B )て、受信機の出力を一定に保つ働きをする回路を( C )という。
1.下げ – 上げ – AFC回路
2.下げ – 上げ – AGC回路
3.上げ – 下げ – AFC回路
4.上げ – 下げ – AGC回路
問46、TVIを軽減するため、送信設備側で行う対策として、誤っているのはどれか。
1.送信機を厳重に遮へいする。
2.アマチュア局のアンテナとテレビ受信用アンテナとの間をできる限り離す。
3.送信機と給電線の間にTV電波を通しやすいフィルタを挿入する。
4.送信機の調整を正しくとり、接地を完全にする。
ローパスフィル(低域フィルタ)は、不要な周波数成分を通過させないためのもの。
問47、図に示す整流回路において、この名称と出力側a点の電圧の極性との組合せで、正しいのはどれか。
1.半波整流回路 – 負
2.全波整流回路 – 負
3.半波整流回路 – 正
4.全波整流回路 – 正
問48、次の記述は、八木アンテナについての述べたものである。誤っているのはどれか。
1.指向性アンテナである。
2.接地アンテナの一種である。
3.導波器の素子数の多いものは指向性が鋭い。
4.反射器、放射器及び導波器で構成される。
問49、超短波(VHF)帯の電波の伝搬は、主として次のどれによっているか。
1.地表波と大地反射波
2.直接波と大地反射波
3.直接波と電離層反射波
4.地表波と電離層反射波
問50、測定器を使用して行う下記の操作のうち、定在波比測定器(SWRメータ)が使用されるのは、次のうちどれか。
1.アンテナと給電線の整合状態を調べるとき
2.寄生発射の有無を調べるとき
3.共振回路の共振周波数を測定するとき
4.送信周波数を測定するとき
定在波は、給電線から供給された電波が、アンテナから反射され逆流する(反射波)ことで発生します。
定在波比とは、供給電波と反射波の比率をあらわしたものです。(1~無限大 で表され、小さいほど反射が少ないわけです。少なくとも 1.3 以下にする必要があります)
問51、アマチュア局の電波が近所のテレビジョン受像機に電波障害を与えることがあるが、これを通常何といっているか。
1.TVI
2.スプリアス妨害
3.アンプI
4.BCI
問52、次のうち、単位としてオーム(Ω)を用いるのはどれか。
1 .インダクタンス
2.静電容量
3.リアクタンス
4.コンダクタンス
問53、B級増幅器の特徴について述べているのは、次のどれか。
1.出力側の波形ひずみがない。
2.高周波増幅のときのみに使用される。
3.A級増幅よりも効率が良い。
4.交流入力信号の負の半周期のとき出力電流が流れる。
問54、振幅変調方式の送信機で、上側波帯又は下側波帯の一つを発射するのは、次のうちどれか。
1.DSB送信機
2.FM送信機
3.CW送信機
4.SSB送信機
信号を乗せる搬送波をキャリアといいます、上側波帯をUSB(アッパーサイドバンド)といい、下側波帯をLSB(ローサイドバンド)といいます。 SSB(J3E)送信機はシングルサイドバンドといい、上側波帯か下側波帯のどちらかのみで電波を発射して電力の無駄を省きます。
問55、送信機の緩衝増幅器(かんしょうぞうふくき)についての説明で、誤っているのはどれか。
1.発振器との結合は疎である。
2.発振器と周波数逓倍器の間に設けられる。
3.後段の影響による発振器の発振周波数の変動を防ぐ。
4.発振器の整数倍の周波数を取り出す。
問56、図は、FM(F3E)受信機の構成の一部を示したものである。空欄の部分に入れるべき名称で、正しいのはどれか。
1.局部発振器
2.スケルチ回路
3.AGC回路
4.BFO回路
問57、図に示す回路において、ab端子間の電圧は幾らか。
1.150V
2.100V
3.75V
4.50V
問58、水晶発振機の周波数変動の原因として、最も関係の少ないものはどれか。
1.発振器の内部雑音の変動
2.発振器の負荷の変動
3.発振器の周囲温度の変化
4.発振器の電源電圧の変動
問59、FM(F3E)送信機において、周波数偏移を常に一定値以下に収めるための回路は、次のうちどれか。
1.IDC回路
2.スケルチ回路
3.ALC回路
4.VOX回路
問60、SSB(J3E)送信機の構成及び各部の働きで、誤っているのはどれか。
1.送信出力波形のひずみを軽減するために、ALC回路を設けている。
2.不要な側帯波を除去するため、帯域フィルタを設けている。
3.変調波を周波数逓倍器に加えて所要の周波数を得ている。
4.平衡変調器を設けて、搬送波を除去している。
問61、スーパーヘテロダイン受信機の周波数変換部の働きは、次のうちどれか。
1.受信周波数を音声周波数に変える。
2.音声周波数を中間周波数に変える。
3.中間周波数を音声周波数に変える。
4.受信周波数を中間周波数に変える。
次の記述の( )内に入れるべき字句の組合せで、正しいのはどれか。
問62、周波数弁別器は、( A )の変化を( B )の変化に変換する回路であり、主としてFM波の( C )に用いられる
1.振幅 – 周波数 – 変調
2.周波数 – 振幅 – 変調
3.振幅 – 周波数 – 復調
4.周波数 – 振幅 – 復調
問63、図に示した八木アンテナにおいて、どの方向の電波を最も強く受信するか。ただし、エレメントの長さは、A < B < Cの関係にある。
1.a
2.b
3.c
4.d
問64、図の電流計において、分流器の抵抗Rをメータの内部抵抗rの4分の1の値に選べば、測定範囲は何倍になるか。
1.4倍
2.6倍
3.2倍
4.5倍
問65、周波数fの信号入力と、周波数f0の局部発振器の出力を周波数混合器で混合したとき、出力側に流れる電流の周波数は、次のうちどれか。
1.f・f0
2.f ± f0
3.(f + f0) / 2
4.f / f0
問66、間接FM方式のFM(F3E)送信機に使用されていないのは、次のうちどれか。
1.IDC回路
2.周波数逓倍器
3.水晶発振器
4.平衡変調器
問67、SSB(J3E)受信機において、クラリファイヤを設ける目的は、次のうちどれか。
1.受信信号の明りょう度を良くする
2.受信信号がないときの、大きな雑音を消す。
3.受信強度の変動を防止する。
4.受信周波数目盛りを校正する。
問68、FM送受信機の受信操作で正しいのはどれか。
1.スケルチ調整つまみは、雑音を消すためのもので、右いっぱいに回しておく。
2.受信中に相手電波が弱くなった場合でも、スケルチ調整つまみは、操作する必要はない。
3.スケルチ調整つまみは、雑音が急に消える限界付近の位置にする。
4.スケルチ調整つまみは、雑音を消すためのもので、右に回して雑音が消える範囲の適当な位置にする。
問69、電源の定電圧回路に用いられるダイオードは、次のうちどれか。
1.ツェナーダイオード
2.可変容量ダイオード
3.発光ダイオード
4.ホトダイオード
問70、超短波(VHF)帯の電波の伝搬は、主として次のどれによっているか。
1.直接波と電離層反射波
2.地表波と電離層反射波
3.地表波と大地反射波
4.直接波と大地反射波
問71、定在波比測定器(SWRメータ)が使用されるのは、次のうちどれか
1.寄生発射の有無を調べるとき
2.共振回路の共振周波数を測定するとき
3.アンテナと給電線の整合状態を調べるとき
4.送信周波数を測定するとき
問72、交流入力50[Hz]の全波整流回路の出力に現れる脈流の周波数はいくらか。
1.25[Hz]
2.50[Hz]
3.100[Hz]
4.150[Hz]
問73、次に挙げた、アンテナの給電方法の記述で、正しいものはどれか。
1.給電点において、電流分布を最小にする給電方法を電流給電という。
2.給電点において、電圧分布を最大にする給電方法を電流給電という。
3.給電点において、電圧分布を最大にする給電方法を電圧給電という。
4.給電点において、電流分布を最大にする給電方法を電圧給電という。
問74、図に示すNPN 形トランジスタの図記号において、
電極a の名称は、次のうちどれか。
1.エミッタ
2.ベース
3.コレクタ
4.ゲート
この問題はよく出ます。
問75、図に示す回路の端子ab 間の合成静電容量は、幾ら
になるか。
1. 3〔μF〕
2. 6〔μF〕
3.12〔μF〕
4.24〔μF〕
問76、超短波(VHF)帯の周波数を利用する送受信設備にお
いて、装置とアンテナを接続する給電線として、通常
使用されるものは次のうちどれか。
1.同軸ケーブル
2.導波管線路
3.平行2 線式線路
4.LAN ケーブル
問77、短波(HF)の伝わり方と比べたときの超短波(VHF)の
伝わり方の記述で、最も適切なものはどれか。
1.見通し距離外の通信に適する。
2.太陽の紫外線による影響を受ける。
3.昼間と夜間では、電波の伝わり方が異なる。
4.通常、電離層を突き抜けてしまう。
電波は、電離層(でんりそう)の影響を強く受けます。
問78、機器に用いる電源ヒューズの電流値は、機器の規
格電流に比べて、どのような値のものが最も適切か。
1.少し小さい値
2.十分小さい値
3.少し大きい値
4.十分大きい値
問79、負荷R にかかる電圧を測定するときの電圧計V の
つなぎ方で、正しいのはどれか。
電流計(A) と 電圧計(V) の負荷に対する測定時の接続方法の違いに注意しましょう。
問80、DSB(A3E)送信機において、音声信号で変調された
搬送波は、どのようになっているか。
1.断続している。
2.振幅が変化している。
3.周波数が変化している。
4.振幅、周波数ともに変化しない。
問81、単信方式のFM(F3E)送受信機において、プレストー
クボタンを押して送信しているときの状態の説明で、
正しいのはどれか。
1.電波は発射されず、受信音も聞こえない。
2. 電波が発射されているが、受信音は聞こえない。
3.電波が発射されており、受信音も聞こえる。
4. 電波は発射されていないが、受信音は聞こえる。
問82、図は、直接FM(F3E)送信装置の構成例を示したもの
である。 内に入れるべき名称の組合せで、正
しいのは次のうちどれか。
A B
1.周波数変調器 電力増幅器
2.周波数変調器 低周波増幅器
3.平衡変調器 電力増幅器
4.平衡変調器 低周波増幅器
問83、FM(F3E)受信機のスケルチ回路について、説明して
いるのはどれか。
1.受信電波の周波数の変化を振幅の変化に変換し、
信号を取り出す回路
2.受信電波の振幅を一定にして、振幅変調成分を
取り除く回路
3.受信電波が無いときに出る大きな雑音を消すた
めの回路
4.受信電波の近接周波数による混信を除去する回
路
問84、FM(F3E)送信機において、IDC 回路を設ける目的は
何か。
1.寄生振動の発生を防止する。
2.高調波の発生を除去する。
3.発振周波数を安定にする。
4.周波数偏移を制御する。
問85、図に示す回路の端子ab 間の合成静電容量は、幾ら
になるか。
1.10〔μF〕
2.12〔μF〕
3.30〔μF〕
4.50〔μF〕
問86、垂直半波長ダイポールアンテナから放射される電
波の偏波と、水平面内の指向性についての組合せで、
正しいのはどれか。
(偏波 ) (指向性)
1.垂直 8 字形
2.水平 全方向性(無指向性)
3.水平 8 字形
4.垂直 全方向性(無指向性)
問87、次の記述は、ニッケル・カドミウム蓄電池の特徴
について述べたものである。誤っているのは、どれ
か。
1.1 個(セル:単電池)当たりの公称電圧は、2〔V〕であ
る。
2.大きな電流で放電が可能である。
3.電解液がアルカリ性で、腐食がなく、機器内に
収容できる。
4.過放電しても、性能の低下が起こりにくい。
問88、次の記述は、アナログ方式の回路計(テスタ)で
直流電圧を測定するとき、通常、測定前に行う操作
について述べたものである。適当でないものはどれ
か。
1.測定前の操作の中で、最初にテストリード(テ
スト棒)を測定しようとする箇所に触れる。
2.測定する電圧に応じた、適当な測定レンジを選
ぶ。
3.メータの指針のゼロ点を確かめる。
4.電圧が予測できないときは、最大の測定レンジ
にしておく。
問89、振幅変調(A3E)波と比べたときの周波数変調(F3E)
波の占有周波数帯幅の一般的な特徴は、次のうちどれ
か。
1.同じ
2.広い
3.狭い
4.半分
問90、次の記述の( A)(B )に入れるべき字句の組合せで、
正しいのはどれか。
スケルチ調整つまみは、( A ) 状態のときスピー
カから出る ( B ) を抑制するときに用いる。
( A ) ( B )
1.送信 雑音
2.送信 音声
3.受信 雑音
4.受信 音声
問91、次の記述は、鉛蓄電池の取扱い上の注意について
述べたものである。誤っているのはどれか。
1.充電は規定電流で規定時間行うこと。
2.3 か月に1 回程度は、放電終止電圧以下で使用
しておくこと。
3.直射日光の当たらない冷暗所に保管(設置)す
ること。
4.常に極板が露出しない程度に電解液を補充して
おくこと。
問92、図に示す回路の端子ab 間の合成抵抗の値として、
正しいのはどれか。
1. 5〔kΩ〕
2. 10〔kΩ〕
3. 20〔kΩ〕
4. 40〔kΩ〕
問93、図に示す水平半波長ダイポールアンテナのl の長さ
と水平面内の指向性の組合せで、正しいのはどれか。
(l の長さ) ( 指向性)
1. 1/4波長 全方向性(無指向性)
2. 1/4 波長 8 字形
3. 1/2 波長 全方向性(無指向性)
4. 1/2 波長 8 字形
問94、次の記述の ( A)( B ) 内 に入れるべき字句の組合せで、
正しいのはどれか。
一般に、充放電が可能な ( A ) 電池の一つに
( B ) があり、ニッケルカドミウム蓄電池に比べて、
自己放電が少なく、メモリー効果がない等の特徴が
ある。
( A ) ( B )
1. 二次 リチウムイオン蓄電池
2. 二次 マンガン乾電池
3. 一次 リチウムイオン蓄電池
4. 一次 マンガン乾電池
問95、次の記述は、アナログ方式の回路計(テスタ)で
直流電圧を測定するとき、通常、測定前に行う操作
について述べたものである。適当でないものはどれ
か。
1.測定する電圧に応じた、適当な測定レンジを選
ぶ。
2.電圧が予測できないときは、最大の測定レンジ
にしておく。
3.測定前の操作の中で、最初にテストリード(テ
スト棒)を測定しようとする箇所に触れる。
4.メータの指針のゼロ点を確かめる。
問96、DSB(A3E)送信機において、音声信号で変調された
搬送波は、どのようになっているか。
1.振幅、周波数ともに変化しない。
2.周波数が変化している。
3.振幅が変化している。
4.断続している。
問97、図は、FM(F3E)受信機の構成の一部を示したもの
である。空欄の部分の名称の組合せで正しいのはど
れか。
( A) ( B )
1.振幅制限器 スケルチ回路
2.振幅制限器 AGC 回路
3.周波数変換器 スケルチ回路
4.周波数変換器 AGC 回路
問98、次の電気に関する単位のうち、誤っているのはど
れか。
1.電流〔A〕
2.インダクタンス〔Wb〕
3.静電容量〔F〕
4.抵抗〔Ω〕
問99、電界効果トランジスタ(FET)の電極と一般の接合形
トランジスタの電極の組合せで、その働きが対応し
ているのはどれか。
1.ドレイン ベース
2.ゲート ベース
3.ドレイン エミッタ
4.ソース コレクタ
問100、図に示すアンテナの名称とl の長さの組合せで、正
しいのはどれか。
( 名称 ) ( l の長さ )
1.ホイップアンテナ 1/4波長
2.ホイップアンテナ 1/2波長
3.スリーブアンテナ 1/4波長
4.スリーブアンテナ 1/2波長
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解 答
問1 「答 .2」
再免許の申請を行ったものに対する指定事項は以下のとおりです。「呼出符号又は呼出名称」「電波の形式及び周波数」「空中線電力」「運用許容時間」
問2「答 .1」
あらかじめ許可を受けないといけません。ちなみに、あらかじめ許可を受けなければならない場合は「通信の相手方及び通信事項の変更」「無線設備の設置場所の変更」「無線設備の変更の工事」の時です。
問3「答 .1」
総務大臣にあらかじめ許可を受けなければならない場合は「通信の相手方及び通信事項の変更」「無線設備の設置場所の変更」「無線設備の変更の工事」の時です。
問4「答 .2」
問5「答 .1」
電波利用料は免許を受けた日から起算して30日以内に納めなくてはいけません。
問6「答 .2」
「呼出符号又は呼出名称」「電波の形式及び周波数」「空中線電力」「運用許容時間」の4つは再免許を与えられる時の指定事項です。
問7「答 .3」
電波の質は「周波数の偏差及び幅」「高調波の質」です。
問8「答 .1」
問9「答 .2」周波数をその許容差内に維持するため、送信装置は、できる限り電源電圧又は負荷の変化よって「発振周波数」に影響を与えないものでなければならない。
問10「答 .1」
周波数を許容差内に維持するため、発振回路の方式は、外囲の温度もしくは湿度の変化によって影響を受けないものにしないとだめです。
問11「答 .2」
「送信設備」とは、送信装置と送信空中線系から成る電波を送る設備をいう。
問12「答 .3」
電波の質とは「周波数の偏差及び幅」「高調波の質」です。
問13、「答 .4」
A3E: 振幅変調の電話で両側波帯のもの
F3E: 周波数変調の電話
H3E: 振幅変調の電話で単側波帯の全搬送波のもの
J3E: 振幅変調の電話で単側波帯の抑圧搬送波のもの
問14「答 .4」
無線電話とは、電波を利用して、音声その他の音響を送り、又は受けるための通信設備をいう。
問15「答 .1」
送信空中線の条件は「空中線の利得及び能率がなるべく大であること」「整合が十分であること」「満足な指向特性が得られること」この3つです。
問16「答 .3」
ただいま試験中 3回
こちらは 1回
(自局の呼出符号) 3回
「本日は晴天なり」の連続
宵17「答 .2」
非常の場合の無線通信において、連絡を設定するための呼出事項又は応答事項に「非常」3回を前置する。
問18「答 .3」
通信が終了したときは、「さようなら」を送信する
問19「答 .2」
問20「答 .3」
問21「答 .4」
免許人は、免許状を破損し又は汚したために免許状の再交付を受けたときは、遅滞なく旧免許状を返さなければならない。
問22「答 .3」
免許がその効力を失ったときは、免許人であった者は、1ヶ月以内にその免許状を返納しなければならない。
問23「答 .3」
免許がその効力を失ったときは、免許人であった者は、1ヶ月以内にその免許状を返納しなければならない。
問24「答 .3」
再免許を受けた無線局は、従前の無線局の無線検査簿をそのまま継続して使用するものとする。
問25「答 .1」
免許がその効力を失ったときは、免許人であった者は、1ヶ月以内にその免許状を返納しなければならない。
問26「答 .1」
アマチュア局(人工衛星に開設するものを除く。)の無線免許証票は、その送信装置のある場所に備え付けておかなければならない。
問27「答 .1」
あらかじめ許可を受けないといけません。ちなみに、あらかじめ許可を受けなければならない場合は「通信の相手方及び通信事項の変更」「無線設備の設置場所の変更」「無線設備の変更の工事」の時です。
問28「答 .4」
無線局の免許が取り消されることがある場合は、
1不正な手段により無線設備の変更の工事の許可を受けたとき
2不正な手段により電波の型式、周波数、空中線電力又は呼称符号の指定の変更を行わせたとき
3不正な手段により無線局の免許を受けたとき
4不正な手段により無線設備の設置場所の変更の許可を受けたとき
問29「答.4」
問30「答 .3」
無線局の免許人は、次の場合は、総務省令で定める手続きにより総務大臣に報告しなければならない。
1.非常通信を行ったとき
2.電波法に違反して運用した無線局を認めたとき
3.電波法に基づく命令の規定に違反して運用した無線局を認めたとき
問31「答 .3」
問32「答 .3」
3ヶ月以内の期間を定めて無線局の運用の停止、又は期間を定めて運用許容時間、周波数もしくは空中線電力を制限される場合
- 電波法に違反したとき
2.電波法に基づく命令に違反したとき
3.電波法に基づく処分に違反したとき
4.電波法に基づく命令による処分に違反したとき
問33「答 .4」
無線従事者の免許が取り消され、又は3ヶ月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止される場合電波法に違反したとき
電波法に基づく命令に違反したとき
電波法に基づく処分に違反したとき
電波法に基づく命令による処分に違反したとき
不正な手段により免許を受けたとき
問34「答 .1」
問35「答 .3」
問36「答 .3」
問37「答 .3」
問38「答 .1」
問39「答 .3」
問40「答 .3」
問41「答 .3」
問42「答 .2」
問43「答 .4」
IDC(Instantaneous Deviation Control): F3E送信機において、波数偏移を常に一定値以下に収めるための回路。SSB送信機のALCと勘違いしないように注意しましょう。
問44「答 .1」
AM、SSB受信機の場合は「検波器」を使う。
問45「答 .2」
フェージングにより電波の強さが変動しても、受信出力を一定にする回路をAGC(Automatic Gain Control)という。
問46「答 .3」
TVIの防止には、送信機と給電線の間にローパスフィルタ(低域フィルタ)を挿入する。
問47「答 .3」
問48「答 .2」
問49「答 .2」
30 – 300MHzの周波数の電波をいう
問50「答 .1」
アンテナと給電線の整合状態を調べるときには定在波比測定器(SWRメータ)が使用される。
問51「答 .1」
ラジオの場合は「BCI」
問52「答 .3」
リアクタンスは抵抗オーム(Ω)を用いる
問53「答 .3」
問54「答 .4」
DSB(A3E)送信機(ダブルサイドバンド)は搬送波Eと上側波帯及び下側波帯」、SSB(J3E)送信機(シングルサイドバンド)は上側波帯か下側波帯のみを発射します。(無線機で、USBとLSBを切り替えて使用できる。)
下図の fcは中心周波数で、発射された電波の周波数を表します。7.5㎑というのは、それぞれの側波帯の帯域幅となり、中心周波数fcのプラスマイナス 7.5㎑ の周波数帯域を占有することになります。
問55「答 .4」
緩衝増幅器の役割は「後段(周波数逓倍器 – 電力増幅器)の影響による発振器の発振周波数の変動を防ぐこと。発振器との結合は疎である。
問56「答 .2」
スケルチ回路はFM受信機において、受信電波が無いときに復調出力に現れる雑音電圧を利用して、低周波増幅回路の動作を止めて、ノイズがスピーカから出るのを防ぐ。
問57「答 .2」
問58「答 .1」
発振周波数変動の原因は「電源電圧の変動」「周囲温度の変化」「負荷の変動」である。
問59「答 .1」
F3E送信機において、波数偏移を常に一定値以下に収めるための回路はIDC回路。ALC回路と間違いやすいので注意が必要。ALC回路はSSB送信機でもちいられる。
問60「答 .3」
問61「答 .4」
問62「答 .4」
問63「答 .1」
問64「答 .4」
問65「答 .2」
問66「答 .4」
平衡変調器を使用するのはSSB送信機です。
(F3E)送信機の回路図
問67「答 .1」
クラリファイヤはSSB(J3E)受信機で、局部発振器の発振周波数を変化させ、受信信号の明りょう度を良くする。
問68「答 .3」
問69「答 .1」
問70「答 .4」
問71「答 .3」
問72「答 .3」
全波整流回路の場合、脈流は入力周波数の2倍となる。
問73「答 .3」
問 74「答 .3」
合わせてよく出題されるのが、FET(電界効果トランジスタ)です。記号の形と電極名が違うので混同しないように注意してください。
問 75「答 2.」
直列合成容量=(1/(1/12 +1/12))= (1/(2/12)) となり、結果、12/2 つまり、6 μF(マイクロファラッド) となります。
因みに、並列合成容量=12+12 で、24μF となります。
この計算方法は、抵抗値の合成抵抗の計算とは、まったく逆になります。
コンデンサの容量を示す単位をF(ファラッド)といい、” μ ” はマイクロ(10のマイナス6乗、 “P” はピコ (10のマイナス12乗)となります。
問 76「答 1.」
導波管線路 は、マイクロ波を送るための伝送路です。
問 77「答 4.」
短波以上の高い周波数は、基本的に電離層を突き抜けてしまいます。(電磁波は、周波数が高いほど直進性と透過力が大きくなります。)
例外として、スポラディックE層(Eスポ)は、短波を反射するので、HF(短波帯)での長距離通信(海外)が可能となります。
因みに、4級の10W機(2エレの八木アンテナ使用)でも、マレーシア辺りを航行中のタンカーと交信できました。
問 78「答 3.」
問 79「答 1.」
「電流計」と「電圧計」の負荷に対する接続方法の違いに気を付けましょう。
電圧計(V)は負荷と並列に、電流計(A) は直列に接続して測定します。
電圧計:電気を流す強さ(水でいうなら水圧)のことで、その強さを測るもの。
電流計:流れる電気の量(水でいうなら水量)のことで、その量を測るもの。
問 80「答 2.」
A3Eの変調方式は、AM(振幅変調:振幅が変動する)です。
問 81「答 2.」
問 82「答 1.」
問 83「答 3.」
問 84「答 4.」
問 85「答 4.」
並列時の合成容量は、単純に足せばよいのです。 20+30=50µF となります。
問 86「答 4.」
問 87「答 1.」
1セルあたり、2V(ボルト)
問 88「答 1.」
問 89「答 2.」
問 90「答 3.」
問 91「答 2.」
問 92「答 2.」
問 93「答 2.」
問 94「答 1.」
問 95「答 3.」
問 96「答 3.」
問 97「答 1.」
問 98「答 2.」
問 99「答 2.」
問 100「答 3.」
アマ4級問題として取り上げていますが、4級と3級の工学問題は、内容に違いはなくほとんどが同レベルで同じ内容です。
違いは、モールス信号に関するものが数題含まれていることくらいでしょうか。
定型文のパターン化されたものがほとんどでそう難しくはなく、アルファベットと数字を覚えるだけで十分です。いくつかの定型文があるのでそれも覚えましょう。
もし、ある程度余裕がある方なら、初めから3級を受けるのもいいと思います。
では、皆さんのご検討をお祈りしております。