ドローンに関する情報サイト(便利舎ひまわり工房)

Hubsan ドローン Zino H117Sは、国内で飛ばせるのか?

Hubsan ドローン Zino H117Sは、国内で飛ばせるのか?

Hubsan ドローン Zino H117S

4K動画が撮影できてジンバル付きドローンがついに発売! 各販売店で多少の価格差はありますが、4万円前後で入手可能なのはうれしいですね。

性能面を考えると、決してDJIに引けを取らないドローンだと思います。

Hubsan Zin H117S の概要

画質4K動画(3840 X 2160 30FPS)
重量700g
伝送距離1000m程度
飛行時間最大フライト時間23分
バッテリー11.4V 3000mAh (充電時間180分)
操作モードたぶん自由に変換可能(確認中)
機体のサイズ30.4 X 25.2 X 9cm
最高時速60km
価格58000円前後(2019年1月現在アマゾン)
販売店毎の価格あり。(4万円代)
その他の機能・GPS内蔵で自動追尾機能
・ホーム・トゥ・リターン
・ウェイポイントモード
などいろいろな機能あり

Hubsan Zino H117S のセット内容

  • 航空機本体
  • インテリジェントフライトバッテリー
  • HT016リモートコントローラ
  • 2つのプロペラ(セット)
  • プロペラスクリュー2個(セット)
  • ジンバルプロテクター1個
  • プロペラレンチ
  • ACアダプタ
  • 充電器
  • 航空機バッテリ用USB充電器1個
  • トランスミッタバッテリ用USB充電器1個
  • RCケーブル(避雷器)
  • RCケーブル(標準マイクロUSBコネクタ)
  • RCケーブル(USBタイプ-Cコネクタ)
  • ユーザーマニュアル

GPSやフォロミーなど、結構便利に使えそうです。

スペックを見てみると・・・

1.周波数帯: 5745 MHz
2.変調方式: OFDM
3.映像周波数: 3.58 MHz
4.占用周波数帯幅: 20MHz
5.音声周波数: 音声送信無し
6.電波形式: Wifi
7.定格出力: 640mW
8.発射可能な周波数: 5745MHz、5765MHz、5785MHz、5805MHz、5825MHz

技適関係は、業務用(ロボットなど)のドローンでの登録らしい。

5770~5850MHzは一時業務として DSRC(ETC)がある為ちょっとまずい。ロボット用無線(無人移動体画像システム)割り当ての5650 5755MHzで定格出力が640mWならば、使用可能のはず。

(参考) 無線設備から500メートルの距離での電界強度(電波の強さ)が、200μV/m以下のもので、周波数などが総務省告示で定められている無線遠隔操縦を行うラジコンやワイヤレスマイク用などのものは、無線局の免許を受ける必要はありません。 (単純計算で、出力15mW 程度。)

業務使用のため、やはりこのままでは3陸特が必要です。

(参考として)

無人移動体画像伝送システムは、無人移動体からの画像伝送用無線局が行う無線通信。

定義

総務省令無線設備規則第3条第15号に「169.05MHzを超え169.3975MHz以下、169.8075MHzを超え170MHz以下、2483.5MHzを超え2494MHz以下又は5650MHzを超え5755MHz以下の周波数電波を使用する自動的に若しくは遠隔制御操作により動作する移動体に開設された陸上移動局又は携帯局が主として画像伝送を行うための無線通信(当該移動体の制御を行うものを含む。)を行うシステム」と定義[1]している。

概要

制定の経緯

ロボットドローンと通称される無人航空機について産業用へのニーズが高まってきた。

しかし、これらの操縦は免許不要局によるしかなく、画像伝送には免許不要局以外では1.2GHz帯に1波しか割当て[2]がなく、産業用には不満足なものであった。

免許不要局には、

がある。これを受けて制定されたのが本システムである。

運用調整

利用に関しては、後述の通り電波法令には特段の規定は無い。

しかし無秩序に複数のドローンが飛べば衝突ニアミスは避けられない。

また、航空法やドローン等規制法にも関連する問題でありで、運用調整は必須となる。

そこでドローンを使用する事業者は運用調整を行う団体として日本無人機運行管理コンソーシアムという法人を設立している。

つまり、5GHz帯使用の事業用ドローンは、 日本無人機運行管理コンソーシアム(JUTM) への会員登録が必要。 となっているようです。

理念はわかりますが、何でもかんでも、団体を作って会費を取りたがるんだね。これって、天下り団体じゃないのかねぇ。おまけに、個人一般会員は登録不可らしい。

但し、賛助会員 (年会費30000円) としてなら登録可能とか・・・。 という事で、JUTMへの登録申請やってみますね。結果は、別記事で報告したいと思います。 

3陸特は業務用資格であり、例えこの資格を持っていても一般ユーザーが趣味でこの周波数帯を使って屋外で自由にFPVに利用することはできません。 これが結論です。

個人事業主として、開業届を出してまで飛ばすメリットがあるかどうか・・・。

どうしても アマ無線で 飛ばしたい方には、ちょと面倒ですが方法がないわけではありません。

機体に搭載されている VTX(映像用トランスミッター)を、 占用周波数帯幅 を17MHz以内、変調方式(F3F)のVTXに換装します。

内臓VTXの電波が発射されないように、発信部の回路を切断しておきます。(映像信号をカットしても、キャリアが発射されてはまずいので。)

そして回路図と使用集積回路の仕様書と写真を添えて TSS に承認申請を出します。無事承認が下りれば無線局の設備追加申請が通り、晴れてアマ資格で飛ばすことができます。(5.8G帯の代行申請をしている会社もありますが、それなりに費用は掛かります。)

受信機はそれ用の物を別途用意する必要がありますが、受信に関しては問題なしです。(但し、コールサインを映像の中に入れるようにするか、定期的に表示させる必要があります。)

サイトオーナーMの場合も、5GHz帯のVTX(出力600mW外品)をこの方法で申請し 局免許の設備追加をしました。それを自作のヘキサコプターに載せるつもりです。(問題は、JUTMでの認可とDIPSに登録できるかどうか・・・。)

電波法がクリヤとなれば、あとは改正航空法。200gオーバーなので、DID地区外、規制区域外など、10項目に底触しない場所・条件で安全に配慮しながらならば可能となるはず。(地域はかなり限定されますね、ただし、DIPSへ登録できれば業務としての飛行は可能)

特定小電力データ通信システムなら資格不要ですが、上空での使用は不可となっております。ハイ残念・・・。

しかし、わざわざこんな面倒な事 誰もしたくはないですよね。機体を分解して穴あけ加工とか・・・。 まあ、チャレンジしてみるのも面白いかもしれません。

個人的には、HUBSANのドローンは結構気に入っているので 2.4GHzで技適をとってほしいと切望しています。

日本無人機運行管理コンソーシアム(jutm)

TSSへの申請とは。

Hubsan Zinoの最新バージョン「Zino 2」が発売! 日本国内での販売は、現在未定。

DJIに引けを取らない性能ですよ、 興味のある方は、gearbest (japan) のホームページでチェックしてみてください。

気ままに山開拓/ひまわり工房

YouTube/ひまわり工房チャンネル・山開拓

航空法 電波法カテゴリの最新記事